Excelで膨大なデータの中で重複している消すべきデータの数をカウントする方法について解説します。消すべきデータとは、同じデータが2つ以上存在している際に、2つ目以降のデータを指します。
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消すべき重複データをカウントする方法
消すべき重複データをカウントする方法について解説します。おおまかな流れとしてはIF関数とCOUNTIF関数を使って、2つ目以降の重複されたデータを検出し、その検出された数をさらにCOUNTIF関数で数えます。
手順1:重複を検出するための列を追加
重複を検出するための列を追加します。項目名は「重複」などわかり易い名前にします。
手順2:追加した列の一番上の空白セルを選択
追加した列の一番上の空白セルを選択します。
手順3:「=IF(COUNTIF(」と入力
「IF(COUNTIF(」と入力します。
手順4:重複をカウントしたい列の一番上のデータをセル参照
重複をカウントしたい列の一番上のデータをクリックし、セル参照します。
手順5:「:」と入力し、もう一度、重複をカウントしたい列の一番上のデータをセル参照
「:」と入力し、もう一度、重複をカウントしたい列の一番上のデータをセル参照します。「:」の意味は、例えば「A1:C3」と入力するとA1からC3までの選択範囲を表します。
手順6:手順4で設定した1つ目のセル参照を選択し、「F4」キーを1回押下して絶対参照に切り替え
手順4で設定した1つ目のセル参照を選択し、「F4」キーを1回押下して絶対参照に切り替えます。絶対参照とはセルをコピーしても参照するセルがずれなくなる参照方法です。こうすることで、数式をコピーした際に常に一番上のセルから現在行までのセル範囲を指定できます。
手順7:「、」で区切り、さらに重複チェックしたい列の一番上のデータをセル参照
「、」で区切り、さらに重複チェックしたい列の一番上のデータをセル参照します。
手順8:「)>1,”●”,””)」と入力し、ENTERキーを押下する
「)>1,”●”,””)」と入力し、ENTERキーを押下し、数式を決定します。
手順9:数式を他のセルにコピーする
数式を他のセルにコピーします。数式のセルを選択し、右下の十字キーをドラッグするか、ダブルクリックすることでコピーできます。この時点で重複しているデータのみに●がつきます。次の手順から●の数を数えていきます。
手順10:カウント数を表示する空白セルを選択
上記で抽出した「●」を数えるための数式を入れる空白セルを選択します。
手順11:「=COUNTIF(」と入力
「=COUNTIF(」と入力します。
手順12:重複を検出した列を範囲でセル参照
重複を検出した列、つまり「●」が表示されている列をセル参照します。
手順13:「,”●”)」と入力しENTERキーを押下
消すべき重複データの数をカウントすることができました。
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IF関数とCOUNTIF関数を使って重複チェックする方法について詳しく説明している動画です。当ページで紹介している方法の仕組みが理解できない場合はこちらの動画の視聴がおすすめです。重複している2個めだけをチェックし、削除する方法は複雑な数式なので、動画のほうが理解しやすいと思います。
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