【エクセル】重複データをチェックする方法をわかりやすく解説

2022 10/22

2022-10-22

Excelで重複データをチェックするにはIF関数とCOUNTIF関数を組合わせることで実現できます。ここではその方法について解説します。

関数を使って重複データをチェックする方法

IF関数とCOUTIF関数を使って重複データをチェックする方法について解説します。チェックされた重複データを削除すれば、余分な重複データだけ削除することも可能です。削除する方法も当記事で合わせて解説します。

手順１：重複をチェックするための列を追加

重複をチェックするための列を追加します。項目名は「重複」などわかりやすい名前にします。

手順２：追加した列の一番上の空白セルを選択

追加した列の一番上の空白セルを選択します。

手順３：「=IF(COUNTIF(」と入力

「IF(COUNTIF(」と入力します。

手順４：重複チェックしたい列の一番上のデータをセル参照

重複チェックしたい列の一番上のデータをクリックし、セル参照します。

手順５：「:」と入力し、もう一度、重複チェックしたい列の一番上のデータをセル参照

「:」と入力し、もう一度、重複チェックしたい列の一番上のデータをセル参照します。「:」の意味は、例えば「A1:C3」と入力するとA1からC3までの選択範囲を表します。

手順６：手順４で設定した１つ目のセル参照を選択し、「F4」キーを１回押下して絶対参照に切り替え

手順４で設定した１つ目のセル参照を選択し、「F4」キーを１回押下して絶対参照に切り替えます。絶対参照とはセルをコピーしても参照するセルがずれなくなる参照方法です。こうすることで、数式をコピーした際に常に一番上のセルから現在行までのセル範囲を指定できます。

手順７：「､」で区切り、さらに重複チェックしたい列の一番上のデータをセル参照

「､」で区切り、さらに重複チェックしたい列の一番上のデータをセル参照します。

手順８：「)>1,”●”,””)」と入力し、ENTERキーを押下する

「)>1,”●”,””)」と入力し、ENTERキーを押下し、数式を決定します。

手順９：数式を他のセルにコピーする

数式を他のセルにコピーします。数式のセルを選択し、右下の十字キーをドラッグしてオートフィルするか、ダブルクリックすることでコピーできます。

関連リンク
オートフィルの使い方

重複しているデータのみチェックできました。

チェックした重複データのみを削除する方法

上記でチェックした、削除するべき重複データを削除する手順について解説します。

手順１：「データ」タブの「フィルター」を押下しフィルターをかける

表の中のセルを選択した状態で、「データ」タブの「フィルター」を押下しフィルターをかけます。

手順２：重複チェックしている列の「▼」と押下

重複チェックしている列の「▼」と押下します。

手順３：「●」だけチェックを入れ「OK」を押下

フィルターのダイヤログ内の「すべて選択」のチェックを外し、「●」だけチェックを入れ、「OK」を押下

手順４：「●」が入っている行ごと選択

フィルターが適用され「●」が入っている行だけが表示されるので、左側の数字をドラッグし、行ごとすべて選択します。

手順５：右クリックし、「行の削除」を選択

右クリックし、「行の削除」を選択し、「●」が入っている行を削除します。

手順６：重複チェックしている列の「▼」と押下

重複チェックしている列の「▼」と押下します。

手順７：フィルターをクリア

重複が削除されました。

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