Excelには文字列を置き換えるREPLACE関数が用意されています。ここではREPLACE関数の機能と使い方について解説します。
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REPLACE関数とは
ExcelのREPLACE関数は、文字列内の指定開始位置から指定文字数分を別の文字列に置き換えます。例えば、=REPLACE( “ABC123”,4,3, “456”)は “ABC456″を返します。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
REPLACE関数の構文
- 元の文字列:置換する元の文字列を指定します。
- 開始位置:元の文字列の何文字目から置き換えるか数値で指定します。
- 文字数:開始位置から何文字分置き換えるかを指定します。
- 置換文字:置き換える新しい文字列を指定します。
REPLACE関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
REPLACE関数の基本的な使用方法となります。昭和生まれの1文字目を開始位置として指定し、2文字分、つまり「昭和」の文字を「平成」に置き換えています。
=REPLACE("昭和生まれ",1,2,"平成")
結果 → 平成生まれ
使用例2:文字列の一部を削除する例
REPLACE関数は置換文字を空白(””)に設定することで、指定文字の削除することも可能です。この例の場合は最初の「(仮)」の文字を削除しています。
=REPLACE("(仮)コマンドラボ",1,3,"")
結果 → コマンドラボ
使用例3:文字列を挿入する例
REPLACE関数は文字数を0に設定することで、文字列を挿入できます。この例の場合4文字目に「-」を挿入して郵便番号であることをわかりやすくしています。
=REPLACE("1234567",4,0,"-")
結果 → 123-4567
使用例4:FIND関数と組み合わせて、開始位置を自動取得する例
特定文字列が何文字目に出てくるかわからない場合はFIND関数と組み合わせて使うこともできます。この例では「けん」という文字列が何文字目にでてくるかをFIND関数で取得し、「県」に変換しています。
=REPLACE(B3,FIND("けん",B3),2,"県")
結果 → 神奈川県
REPLACE関数の要点
- テキストを削除するには、置換文字に空の文字列( “”)を指定します。
- REPLACE関数は、開始位置が負の数か0である場合と文字数が負の数の場合は#VALUE!エラーを返します。
- REPLACE関数は数値に対しても機能しますが、結果は文字列形式になります。
- 元の文字列の文字数以上の数を開始位置に指定した場合は、文字列末尾に追加されます。
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