Excelには範囲から重複してない一意の値を抽出するUNIQUE関数が用意されています。ここではUNIQUE関数の機能と使い方について解説します。
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UNIQUE関数とは
ExcelのUNIQUE関数は、リストまたは範囲内の重複していない一意の値のリストを返します。
この関数の対応バージョンはExcel 365以降です
UNIQUE関数の構文
- 配列:検索対象のセル範囲、配列を指定します。
- 列の比較:行で比較するか、列で比較するかをTRUEかFALSEで指定します。この引数は省略可能です。省略もしくはFALSEを指定した場合、行を比較します(縦方向のデータの中から一意の配列を返す)。TRUEを設定すると列を比較します(横方向のデータの中から一意の配列を返す)。
- 回数指定:出現回数指定の有無をTRUEかFALSEで指定します。省略もしくはFALSEを指定した場合、全ての一意の値を返します。TRUEを設定した場合は1回だけ出現したアイテムの配列のみ返します。この引数は省略可能です。
UNIQUE関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
基本的な使い方の例です。データから商品の種類のリストを返しています。
=UNIQUE(B3:B15)
結果 → {"色鉛筆";"下敷き";"消しゴム";"ふでばこ"}
使用例2:列の比較をする例
横方向に伸びたデータを比較する例です。第3引数の列の比較をTRUEに設定することで列の比較が可能です。
=UNIQUE(C2:O2,TRUE)
結果 → {"色鉛筆","下敷き","消しゴム","ふでばこ"}
使用例3:2項目の一意の配列を返す例
配列に2項目分のデータを指定すると、組み合わせとして一意であるデータの配列が返却されます。
=UNIQUE(B3:C15,,FALSE)
結果 → {"色鉛筆","赤";"下敷き","緑";"消しゴム","青";"ふでばこ","黄";"色鉛筆","黄";"ふでばこ","緑";"下敷き","赤";"色鉛筆","緑";"ふでばこ","赤"}
使用例4:1回だけ組み合わせられたセットのみの配列を返す例
3つ目の引数である回数指定をTRUEにしている例です。1回だけ組み合わされたアイテムの配列のみ返しています。例えば、色鉛筆、黄の組み合わせは2回でてきているので、今回の返却される配列には入らず、色鉛筆、赤の組み合わせは1回しか出てきていないので、配列に入っています。これは1項目のみの配列でも指定可能です。
=UNIQUE(B3:C15,,TRUE)
結果 → {"色鉛筆","赤";"ふでばこ","黄";"ふでばこ","緑";"下敷き","赤";"色鉛筆","緑";"ふでばこ","赤"}
UNIQUE関数の要点
- UNIQUE関数はExcel 365から追加された関数です。
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