Excelには度数分布に使うようなデータセットの値の頻度を取得するFREQUENCY関数が用意されています。ここではFREQUENCY関数の機能と使い方について解説します。
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ヒストグラムの解説と作り方
目次
FREQUENCY関数とは
ExcelのFREQUENCY関数は度数分布を返します。度数分布とは範囲内に各区間の個数を示す要約表です。例えば、21才以上30才以下、31才以上40才以下などの人数をカウントし返します。FREQUENCYは複数の値を返すため数式入力を決定する際に「control + shift + enter」を押下する必要があります。※Excel 365はスピルで返されるためその必要はありません。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
FREQUENCY関数の構文
=FREQUENCY(データベース,区間の配列データ)
- データベース:度数分布の元となるデータ配列を設定します。
- 区間の配列データ:値をグループ化するための間隔の配列を設定します。
FREQUENCY関数の使用例
使用例1:年代別の度数分布を取得
例のように20,30,40,50と入力されたデータ配列を第2引数に設定すると、最初に20以下の個数が返され、その下に21以上30以下の個数が返され・・・最後は50以上というように複数セルで値が返されます。
{=FREQUENCY(C3:C8,F3:F6)}
結果 → 0,3,1,1,1(配列データ)
FREQUENCY関数の要点
- FREQUENCY関数は複数の値を返すため「control + shift + enter」を押下し、配列数式として入力する必要があります。Excel 365は対応の必要はありません。
- FREQUENCY関数は度数分布を返すためヒストグラムに使用されます。
- FREQUENCY関数は第2引数で設定した区間の配列データより1つ多い項目を含む配列を返します。
- 区間の配列データは昇順に並べておきます。
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