Excelには数値を最も近い倍数に切り上げるCEILING関数が用意されています。ここではCEILING関数の機能と使い方について解説します。
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ROUNDUP関数の使い方(数値を指定桁で切り上げる)
INT関数の使い方(小数点以下を切り捨てる)
TRUNC関数の使い方(数値を指定桁で切り捨てる)
CEILING関数とは
ExcelのCEILING関数は、指定された数値を指定された倍数に切り上げます。CEILING関数はMROUND関数の機能に似ていますがMROUND関数は切り捨てもあることに対して、CEILING関数は常に切り上げられます。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
CEILING関数の構文
- 数値:指定した基準値の倍数で切り上げたい元の数値を指定します。必須項目となります。
- 基準値:切り上げ基準となる倍数を数値を指定します。必須項目となります。
CEILING関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
5を基準値として切り上げを行っています。11に対して5の倍数で切り上げるので15が返却されます。
=CEILING(11,5)
結果 → 15
使用例2:基準値に負の値を指定する例
基準値に負の値を設定すると、負の方向に切り上げられます。この例でいうと-54に、-5を基準値として切り上げを行い、-55を返却します。
=CEILING(-54,-5)
結果 → -55
使用例3:時刻の切り上げをする例
時刻に関しても切り上げを行うことができます。この例では9:18を15分単位で切り上げを行い、9:30を返却しています。
=CEILING(B8,"0:15")
結果 → 9:30:00
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CEILING関数の要点
- CEILING関数はMROUND関数のように機能しますが、MROUND関数は切り捨ても行うのに対してCEILING関数は常に切り上げられます。
- 数値が元から基準値の倍数である場合は変更されません。
- 数値と基準値の両方が負の場合、負の方向に切り上げを行います
- CEILING関数で負の数を丸める方法をさらに制御するには、CEILING.MATH関数を参照してください。
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