ExcelのAVERAGE関数は、指定された数値の平均を計算します。「=AVERAGE(A1:A5)」のように範囲を指定して平均を求める使い方が多く、最大255個の引数を処理できます。引数には、数値、セル参照、範囲、配列、および定数を含めることができます。
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平均値を出す3つの方法をわかりやすく解説
AVERAGEA関数の使い方(数値、文字列、論理値含めての平均を取得)
AVERAGEIF関数の使い方(基準を満たす数の平均を取得。)
AVERAGEIFS関数の使い方(複数の基準に一致する数の平均を取得)
AVERAGE関数の構文
- 数値1:平均値を求めたい数値、セル参照、範囲、配列、および定数を指定します。
- 数値2:平均値を求めたい数値、セル参照、範囲、配列、および定数を指定します。数値2以降は省略可能です。
AVERAGE関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
AVERAGE関数のもっとも一般的な使い方は引数にセル範囲を指定して範囲内の平均を求めることです。
=AVERAGE(B3:B9)
結果 → 58.43
使用例2:出力した平均値の小数点以下を切り捨てる
平均値の小数点以下の数値を切り捨てたい場合はINT関数やROUND関数、ROUNDDOWN関数などを組み合わせて使います。
=INT(AVERAGE(B3:B9))
結果 → 58.00
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整数に変換するINT関数の使い方
切り捨てをするROUNDDOWN関数の使い方
切り上げをするROUNDUP関数の使い方
四捨五入をするROUND関数の使い方
使用例3:空白セルを自動的に無視
AVERAGE関数は空白セルを自動で無視します。
=AVERAGE(B3:B9)
結果 → 5.25
使用例4:0を除外して平均を計算する方法
AVERAGE関数は空白は無視しますが0は無視しないため、0を無視させたい場合はAVERAGEIF関数で条件に「>0」を指定します。
=AVERAGEIF(B3:B9,">0")
結果 → 5.25
AVERAGE関数の要点
- AVERAGE関数は、空のセル、テキスト値を持つセルを自動的に無視します。
- AVERAGE関数は0を平均の計算対象に含みます。0を無視するには、AVERAGEIF関数またはAVERAGEIFS関数を使用し ます。
- 引数は、定数、範囲、名前付き範囲、またはセル参照として指定できます。
- AVERAGE関数は、合計で最大255個の引数を処理できます。
- 数値が含まれるセル範囲を選択すると右下に平均が表示されるので簡単に確認することができます。
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