作成したExcelファイルが社外秘の重要な資料である場合、Excelファイルにパスワードを設定するのが一般的です。パスワードを設定するとファイルを開く際にパスワードを求められ、パスワードを知らないと開くことができなくなります。ここではパスワードの設定方法と、設定したパスワードの解除方法について解説します。
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シート保護(ロック)の設定方法
シート保護(ロック)の解除方法
パスワードの設定方法
Excelファイルにパスワードを設定する方法について解説します。
手順1:「ファイル」タブを選択
上部メニューの一番左にある「ファイル」タブを選択します。
手順2:「名前をつけて保存」を選択
左側のメニュー内の「名前をつけて保存」を選択します。
手順3:「参照」を選択します
「その他の場所」グループ内の「参照」を選択します。ここまでの動作はショートカットキーが用意されており、「F12」キーを押下すると「名前をつけて保存」ウィンドウを開くことが可能です。
手順4:「ツール」のプルダウンを選択
別ウィンドウが表示されるのでウィンドウ下部にある「ツール」を選択し、プルダウンを表示させます。
手順5:「全般オプション」を選択
プルダウン内の「全般オプション」を選択します
手順6:「読み取りパスワード」「書き込みパスワード」を設定(どちらか一方だけでもOK)
設定できるパスワードは下記のように2種類あります。
・ファイルを開くため際に「読み取りパスワード」
・ファイルの内容を変更する際の「書き込みパスワード」
それぞれ個別に設定することが可能です。片方だけの設定も可能なので、必要に応じて設定します。
手順7:OKを押下
OKを押下した後にパスワード確認を求められるので、再度入力してもう一度「OK」を押下します。
手順8:「保存」ボタンを押下して完了
ファイル名や保存場所を適宜変更し、「保存」ボタンを押下して完了します。
設定したファイルを開くとパスワードを求められます
パスワードを設定し、保存したファイルを開くとパスワードを求められます。
パスワードの設定解除方法
次にパスワードの設定の解除方法について解説します。解除方法とは言っても、パスワード設定をはずし、上書き保存するという手順となります。
手順1:該当ファイルを開く
パスワード設定を解除したいファイルを開きます。
手順2:「ファイル」タブを選択
上部メニューの「ファイル」タブを選択します。
手順3:「名前をつけて保存」を選択
左側のメニュー内の「名前をつけて保存」を選択します。
手順4:「参照」を選択します
その他の場所グループ内の「参照」を選択します。ここまでの動作はショートカットキーが用意されており、「F12」キーを押下すると「名前をつけて保存」ウィンドウを開くことが可能です。
手順5:「ツール」のプルダウンを選択
別ウィンドウが表示されるのでウィンドウ下部にある「ツール」を選択し、プルダウンを表示させます。
手順6:「全般オプション」を選択
プルダウン内の「全般オプション」を選択します
手順7:入力されているパスワードを削除する
パスワードがすでに設定されているので、パスワードをすべて削除します。
手順8:「OK」を押下
手順9:「保存」ボタンを押下して完了
ファイル名や保存場所を適宜変更し、「保存」ボタンを押下して完了します。上書き保存であれば同じファイル名に設定し、上書き保存します。
パスワードが解除されました
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