Excelにはセル内の値のタイプを取得するTYPE関数が用意されています。ここではTYPE関数の機能と使い方について解説します。
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TYPE関数とは
ExcelのTYPE関数は、数値= 1、テキスト= 2、論理= 4、エラー= 16、配列= 64の5つのカテゴリでデータ型を表す数値コードを返します。数式の操作がデータ型に依存する場合などに使用したりします。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
TYPE関数の構文
TYPE関数の基本的な構文は次のとおりです。
- 値:データ型を調べたい値、またはセルを指定します。
TYPE関数の説明
データ型によって、下記のような数値が返却されます。
データ型 | 返却値 |
---|---|
数値 | 1 |
文字列 | 2 |
論理値 | 4 |
エラー値 | 16 |
配列 | 64 |
TYPE関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
引数にセルを指定し、対象セルのデータ型を調べています。1が返却されているので数値データであることがわかります。
=TYPE(B3)
結果 → 1
使用例2:配列を判断される値の例
引数にセル範囲を指定すると配列と判断され64を返却します。他には「=TYPE({“A”,”B”,”C”})」のように配列データをハードコーディングしても64が返却されます。
=TYPE(B3:B6)
結果 → 64
TYPE関数の要点
- 日付や時刻データは内部的には数値なのでTYPE関数は「1」を返します。
- {“A”,”B”,”C”}のような配列データやセル範囲を指定するとTYPE関数は配列とみなし64を返します。
- 空白セルは1を返します。Excelが内部的には空白セルは「0」と認識しているからです。
TYPE関数は、Excelの便利な内蔵関数の一つで、セルのデータタイプを迅速に特定するために使用します。その使い方は非常にシンプルで、セル参照を引数として取り、そのセルのデータタイプに対応する数値を返します。この関数を使うことで、データの型をすばやく判断し、エクセルの作業効率を向上させることができます。
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