Excelには数値の正の平方根を返すSQRT関数が用意されています。ここではSQRT関数の機能と使い方について解説します。
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SQRT関数とは
ExcelのSQRT関数は、指定した引数に対して、正の数の平方根を返します。引数には、0以上の数値か数値の入力されたセルの参照が指定できます。数値に負の数を指定すると、#NUM! エラーが返されます。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
SQRT関数の構文
- 数値:平方根を求めたい数値を指定。負の数値を指定すると#NUM!エラーが返されます。
SQRT関数の説明
例えば、9の平方根を求めたい場合、=SQRT(9)
と入力します。すると、エクセルは「3」と表示します。これは、3×3が9であるため、9の平方根が3であることを示しています。
SQRT関数は、物理学や統計学などの分野で頻繁に使われます。例えば、速度や距離を計算する際、またはデータの標準偏差を求める際などに使用されます。
SQRT関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
B列の数値をセル参照して平方根を求めています。負の数値を指定すると#NUM!エラーが出ているのがわかります。
=SQRT(B3)
結果 → 1.414213562
使用例2:負の数をABS関数で正の数に変換し、エラーを防ぐ例
負の数を指定すると#NUM!エラーが出てしまいますが、ABS関数を組み合わせるとエラーを出さないようにすることができます。
=SQRT(ABS(B3))
結果 → 1.414213562
SQRT関数の要点
- 引数に数値以外のデータを指定した場合SQRT関数は#VALUEエラーを返します。
- 指定した数値が負の場合、SQRT関数は#NUM!エラーを返します。
エクセルのSQRT関数は、数値の正の平方根を求めるための強力なツールです。その使い方は簡単で、さまざまな場面で活用できます。平方根の計算が必要な場面では、ぜひSQRT関数を使ってみてください。一度使い方を覚えれば、計算がぐっと楽になること間違いなしです。
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