Excelには投資の現在価値を取得するPV関数が用意されています。ここではPV関数の機能と使い方について解説します。
目次
PV関数とは
ExcelのPV関数は、投資の現在価値を返す財務関数です。PV関数を使用して、定期的で一定の支払いと一定の利率を想定して、ローンまたは投資の現在価値を計算し取得できます。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
PV関数の構文
=PV(利率,期間,定期支払額,将来価値,支払期日)
- 利率:必須項目です。 投資期間内に適用される一定の利率を指定します。
- 期間:必須項目です。 投資期間内での支払回数を指定します。
- 定期支払額:必須項目です。 各期間に行われた支払い額を指定します。支払いの場合はマイナスの数値で指定します。
- 将来価値:省略できます。 投資の将来価値を指定します。言い換えると、最後の支払いを行った後に残る金額を指定します。 省略すると0が指定されます。
- 支払期日:省略できます。 いつ支払いが行われるかを指定します。0 は期末を表し、は 1は期首を表します。省略した場合は0の期末が指定されます。
PV関数の要点
- 「利率」と「期間」に指定する値は単位が一致していることを確認してください。3年間のローンを年利12%で毎月支払う場合は、利率に12%/ 12、期間に3 * 12を使用します。同じローンの年払いの場合、利率に12パーセント、期間に3を使用します。
- 定期支払額がキャッシュアウト(つまり、預金から貯蓄など)の場合、支払い額は負である必要があります。受け取った現金(収入、配当)の場合、支払い額は正でなければなりません。
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