【エクセル】HEX2OCT関数の使い方(16進数を8進数に変換)

Excelには16進数を8進数に変換するHEX2OCT関数が用意されています。ここではHEX2OCT関数の機能と使い方について解説します。

目次

HEX2OCT関数とは

ExcelのHEX2OCT関数は、16進数(Hexadecimal)を8進数(Octal)に変換するための関数です。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です

使い方は非常にシンプルで、以下のように使用します。

=HEX2OCT(16進数,桁数
  • 16進数:8進数に変換したい16進数を設定します。
  • 桁数:使用する桁数を指定します。指定した桁数に満たない8進数を返す場合は足りない部分は0で埋めます。省略した場合、数値を表すために必要な最小文字数を返します。

例えば、16進数のAを8進数に変換する場合は、次のように指定します。

=HEX2OCT("A")

この式をセルに入力すると、結果として12が表示されます。これは、16進数のAが8進数で12に対応するためです。

また、HEX2OCT関数は最大10桁の16進数を変換することができます。それを超える値を指定すると、エラーが発生します。エラーを避けるためには、変換する値が10桁以下であることを確認してください。

HEX2OCT関数の要点

  • 設定する8進数は10文字以下の8進数である必要があります。そうでない場合、#NUM!エラーを返します。
  • 有効な入力の範囲は0〜7777777777です。
  • 2の補数表記を使用して8進数と16進数の両方を解釈します。2の補数表記とはコンピューターが負の数を2進数で表すために使用する規則となります。

ExcelのHEX2OCT関数は、16進数を8進数に簡単に変換できる便利な機能です。最大10桁の16進数を扱うことができ、使い方も非常にシンプルです。ただし、10桁を超える値を変換しようとするとエラーが発生しますので、注意が必要です。今回の解説を参考に、HEX2OCT関数を上手に活用して、日々の作業をより効率的に進めてみてください。

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