ExcelのFLOOR関数は数値を指定する基準値で切り捨てる関数です。ここではFLOOR関数の使い方について解説します。
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CEILING関数の使い方(数値を最も近い基準値の倍数に切り上げる)
ROUND関数の使い方(数値を指定桁で四捨五入をする)
MROUND関数の使い方(数値を指定された数値の倍数に丸める)
ROUNDUP関数の使い方(数値を指定桁で切り上げる)
ROUNDDOWN関数の使い方(数値を指定桁で切り捨てる)
INT関数の使い方(小数点以下を切り捨てる)
TRUNC関数の使い方(数値を指定桁で切り捨てる)
FLOOR関数とは
FLOOR関数とは第1引数に指定した数値を第2引数に指定した基準値の倍数で切り捨てます。(0に近い数値に切り捨て)
FLOOR関数の構文
- 数値:切り捨てる対象となる数値を指定。
- 基準値:倍数の基準となる数値を指定。第1引数と第2引数で正負(+-)の符号を合わせる必要があります。
FLOOR関数の使用例
下記にFLOOR関数の使用例についてまとめます。
数式例 | 結果 | 説明 |
---|---|---|
=FLOOR(1784,100) | 1700 | 基準値の100の倍数のうち1784に最も近い1700になるように切り捨てます |
=FLOOR(252,50) | 250 | 基準値の50の倍数のうち252に最も近い250になるように切り捨てます |
=FLOOR(-14,-5) | -10 | 基準値の-5の倍数のうち-14に最も近い-10になるように切り捨てます |
=FLOOR(0.75,0.2) | 0.6 | 基準値の0.2の倍数のうち0.75に最も近い0.6になるように切り捨てます |
=FLOOR(15,-5) | #NUM! | 正負(+-)の符号が合っていないためエラーが出ています。 |
FLOOR関数の使い方
ここでは例として、FLOOR関数を使って値段を100を基準値として切り捨てをする方法について解説します。
手順1:空白セルを選択
FLOOR関数を入力するための空白セルを選択します。
手順2:「=FLOOR(」と入力
「=FLOOR(」と入力します。入力途中でサジェストが表示されるので目的の関数名上でTABキーを押下すると自動入力されます。
手順3:切り捨て対象の数値をセル参照
切り捨て対象の数値をセル参照します。数式入力モード時はセルをクリックするだけでセル参照が可能です。
手順4:「、100)」と入力
100を基準値として切り捨てをしたいので、「、100)」と入力します。
手順5:ENTERキーを押下
手順6:他のセルに数式をコピー
オートフィル機能を使って他のセルに数式をコピーします。数式を選択し、右下のフィルハンドルをドラッグすると数式をコピーできます。
100を基準値にして値段を切り捨てることができました。
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