Excelには偏差の2乗の合計を取得するDEVSQ関数が用意されています。データの分散性を調べる際に非常に役立つものです。ここではDEVSQ関数の機能と使い方について解説します。
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DEVSQ関数とは
DEVSQ関数はExcelの統計関数の一つで、与えられたデータの偏差の2乗の合計を計算します。ここでいう偏差とは、各データ点とデータ全体の平均との差を指します。そしてその偏差を2乗した値の合計が、DEVSQ関数の計算結果となります。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
DEVSQ関数の構文
DEVSQ関数の基本的な書き方は以下の通りです。
- 数値1:数値もしくはセル範囲を選択します。
- 数値2:数値2から省略可能です。最大255個の引数を設定できます。
DEVSQ関数の使用例
例えば、A2からA6までのセルにある5つのデータに対して、偏差の2乗の合計を求めたい場合は以下のように入力します。
=DEVSQ(A2:A6)
この数式を実行すると、A2からA6までのデータの偏差の2乗の合計が計算され、その結果が表示されます。
DEVSQ関数の要点
- 値は、数値、範囲、名前付き範囲、または値を含むセル参照として指定できます。最大255個の引数を指定できます。
- 空のセル、およびテキストまたは論理値を含むセルは無視されます。
ExcelのDEVSQ関数は、データの偏差の2乗の合計を取得するための便利なツールです。統計分析やデータの分散性を調査する際に活用できます。基本的な書き方や使用例を理解し、あなたのデータ分析に役立ててください。
DEVSQ関数に関するFAQ
Q:DEVSQ関数はどのバージョンのExcelから使用できますか?
A:DEVSQ関数はExcel 2003以降のバージョンで使用することができます。
Q:DEVSQ関数で計算できる引数の最大個数は何個ですか?
A:DEVSQ関数では最大255個の引数を指定することができます。
Q:DEVSQ関数で空のセルやテキスト、論理値を含むセルはどう扱われますか?
A:DEVSQ関数では、空のセルやテキスト、論理値を含むセルは計算から無視されます。
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