Excelにはテキストを結合するCONCATENATE関数が用意されています。ここではCONCATENATE関数の機能と使い方について解説します。
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関数一覧
CONCAT関数の使い方(セル範囲で文字列を結合できる)
TEXTJOIN関数の使い方(テキスト値を区切り文字で結合する)
SUBSTITUTE関数の使い方(文字列を置き換える)
REPLACE関数の使い方(文字列を置き換える)
CONCATENATE関数とは
ExcelのCONCATENATE関数はテキスト関数の一つで、異なるセルに存在するテキストを結合するためのものです。最大30個の値を連結して結合し、その結果を文字列として返します。Excel 2019以降、CONCATNATE関数の後継関数としてCONCAT関数とTEXTJOIN関数がリリースされています。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
CONCATENATE関数の構文
- 文字列1:結合する最初の文字列を指定します。値はセル参照もしくは””で囲んだ文字列を直接指定することができます。
- 文字列2:結合する2番めの文字列を指定します。
- 文字列3:文字列3から省略可能です。結合する3つ目の文字列を指定します。最大30個の引数を指定することができます
CONCATENATE関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
引数にセル参照を設定し、結合する例です。基本的にはこの使い方が多いです。
=CONCATENATE(B3,C3,D3)
結果 → Excelの練習
使用例2:セル参照と直接入力の混合
引数にセル参照と直接指定が入り混じっている例です。直接ハードコーディングする場合は文字列を「””」で囲む必要があります。
=CONCATENATE(B3,"と",C3,"と",D3)
結果 → りんごとバナナとみかん
使用例3:日付データをつなげる場合
日付データは内部的にはシリアル値と呼ばれる数値データになるので、日付データを結合したい場合はTEXT関数で日付形式に変更する必要があります。
=CONCATENATE(B3,TEXT(C3,"yyyy年mm月dd日"),D3)
結果 → 退職日は2021年08月30日だった。
CONCATENATE関数の要点
- CONCATENATE関数は、最大30個の引数を設定することができます。
- 引数には、1つのセルを参照するテキスト文字列、数値を設定することができます。
- 数値は、結合されるとテキストに変換されます。結合される数値の数値形式を指定する必要がある場合は、TEXT関数を参照してください。
- CONCATENATE関数の代わりにアンパサンド(&)で文字列をつなげることができます。結果は同じですが、アンパサンド(&)はより柔軟で、より短く、読みやすい数式を作成しますのでつなげる文字列が少ない場合などアンパサンド(&)のほうが良い場合もあります。
ExcelのCONCATENATE関数はテキストの結合に非常に便利なツールです。基本的な使い方から高度な使い方まで、様々なシチュエーションで活用できます。情報を一つにまとめる必要があるとき、または新しい形式で情報を表示したいときには、是非ともCONCATENATE関数を思い出してみてください。
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