【エクセル】CONCAT関数の使い方(セル範囲で文字列を結合できる)

Excelにはセル範囲で文字列を結合できるCONCAT関数が用意されています。ここではCONCAT関数の機能と使い方について解説します。

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目次

CONCAT 関数とは

ExcelのCONCAT関数は、2つ以上の文字列を1つの文字列に結合するための関数です。例えば、”Apple”と”Orange”という2つのセルの内容を結合して”AppleOrange”という1つの文字列を作成することができます。

似たような関数でCONCATENATE関数がありますが、異なる点としてはCONCATENATE関数が引数にセル範囲を指定できないのに対して、CONCAT関数は、個々のセル参照に加えて、セル範囲としての参照を受け入れます。

CONCAT 関数の構文

CONCAT関数を使用するための基本的な形式は次のようになります:

=CONCAT (文字列1,文字列2,文字列3
  • 文字列1:結合する最初の文字列を指定します。値はセル参照もしくは””で囲んだ文字列を直接指定することができます。セル範囲や配列を指定した場合はそれらを結合します。
  • 文字列2:省略可能です。結合する2番めの文字列を指定します。
  • 文字列3:省略可能です。結合する3つ目の文字列を指定します。最大253個の引数を指定することができます

CONCAT 関数の使用例

使用例1:基本的な使い方

引数にセル範囲を設定し結合する例です。CONCATENATE関数ではセル範囲の設定ができず、後継関数であるCONCAT関数からセル範囲を指定できるようになりました。

=CONCAT(B3:D3)
結果 → Excelの練習

使用例2:セル参照と直接入力の混合

引数にセル参照と直接指定が入り混じっている例です。直接ハードコーディングする場合は文字列を「””」で囲む必要があります。

=CONCAT(B4,"と",C4,"と",D4)
結果 → りんごとバナナとみかん

使用例3:日付データをつなげる場合

日付データは内部的にはシリアル値と呼ばれる数値データになるので、日付データを結合したい場合はTEXT関数で日付形式に変更する必要があります。

=CONCAT(B5,TEXT(C5,"yyyy年mm月dd日"),D5)
結果 → 退職日は2021年08月30日だった。

CONCAT 関数の要点

  • CONCAT関数は、個々のセル参照に加えてセル範囲を引数に設定できます。
  • 関数を使わずに手動で連結するには、連結演算子「&」を使用します。
  • CONCAT関数に設定した数値は、連携後、文字列形式に変換されます。
  • 結果が32767文字を超える場合、CONCATは#VALUEを返します。
  • CONCAT関数は、空のセルを自動的に無視します。
  • CONCAT関数は引数を合計253個まで受け入れます。

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