Excelには条件一致する単一の値を取得するDGET関数が用意されています。ここではDGET関数の機能と使い方について解説します。
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DGET関数とは
Excel のDGET関数は、指定した条件に一致するレコード(行)から特定のフィールド(列)の単一の値を取得します。例えば50歳以上で性別が女性の顧客の名前を知りたい時などに使えます。複数のレコード(行)が条件に一致する場合、DGET関数は#NUMエラーを返します。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
DGET関数の構文
- データベース:条件に一致するデータの検索先になるデータベースを指定します。指定するときはフィールド名(項目名)を含めてセル範囲で選択します。
- フィールド名:検索先のフィールド名を設定します。
- 条件:フィールド名を含む条件を指定します。項目名と条件を入力したセルを参照する形で設定します。
DGET関数の使用例
使用例1:50歳以上の女性の顧客名を取得する
年齢と性別について第3引数でフィールドとセットで参照してます。50歳以上で性別が女性の顧客名は「伊藤」さんのみになるので、「伊藤」を返します。この時複数の顧客が条件に合致する場合は#NUM!エラーを返します。
=DGET(B2:D8,B2,C10:D11)
結果 → 伊藤
条件の指定例
第3引数で設定する条件の例をご紹介します。下記は一例ですが比較演算子を使うことで様々な条件を指定できます。
条件例 | 説明 |
---|---|
赤 | 「赤」に一致 |
高* | 「高」で始まる文字 |
5 | 5に等しい |
> 8 | 8より大きい |
10 | 10以外 |
空白以外 |
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DGET関数の要点
- 複数のレコードが条件に一致する場合、DGET関数は#NUMエラーを返します。
- DGETは条件指定でワイルドカードを使えます。
- 条件は複数設定することが可能です。
- 第2引数は、二重引用符(””)を使って直接指定ができます。またはフィールドインデックスを表す数値などで名前として指定することができます。
- データベースと条件はフィールド名(項目名)も含まなければなりません。
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