Excelにはクリック可能なリンクを作成する。HYPERLINK関数が用意されています。ここではHYPERLINK関数の機能と使い方について解説します。
HYPERLINK関数とは
ExcelのHYPERLINK関数は、指定されたリンクパスとテキストからハイパーリンクを作成します。HYPERLINK関数を使用して、数式を含むクリック可能なハイパーリンクを作成できます。HYPERLINK関数は、ワークブックの場所、インターネット上のページ、またはネットワークサーバー上のファイルへのリンクを作成できます。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
HYPERLINK関数の構文
- リンクパス:リンク先へのパスを設定します。インターネット上のページやワークブックの場所などを指定します。
- リンクテキスト:セルに表示するリンクテキストを設定します。省略した場合、リンクパスが表示されます。
HYPERLINK関数の説明
HYPERLINK関数はワークブック内のセル、名前付き範囲、他のワークブック、サーバー上のファイル、インターネット上のページへのリンク、さらには電子メールリンク作成できます。それぞれの書き方については下部で説明いたします。
HYPERLINK関数の使用例
使用例1:インターネットURLへのリンク例
インターネットURLへのリンクの例です。Httpプロトコルのリンクを指定します。
=HYPERLINK("https://command-lab.com/tech/","COMMAND LABのページ")
結果 → https://command-lab.com/tech/へのリンク
使用例2:同じシートのセルへのリンク例
同じシートのセルへのリンクを設定する例です。セル番号の間に「#」をつけることによってセルへのリンクが設定できます。
=HYPERLINK("#A1","A1へのリンク")
結果 → A1セルへのリンク
使用例3:別シートのセルへのリンク例
別シートのセルへのリンクは「#別シート名!セル番号」の形で記述します。
=HYPERLINK("#anothersheet!A1","別シートのA1へのリンク")
結果 → anothersheetというシートのA1セルへのリンク
使用例4:特定フォルダへのリンク例
PC内のフォルダへのリンクは「¥¥command-lab¥My Documents¥excel」のように指定します。
=HYPERLINK("¥¥command-lab¥My Documents¥excel","フォルダへのリンク")
結果 → 「excel」フォルダへのリンク
使用例5:他のブックへのリンク例
他のブックへのリンクは「¥¥command-lab¥My Documents¥command-lab.xls」のように指定します。
=HYPERLINK("¥¥command-lab¥My Documents¥command-lab.xls","他のブックへのリンク")
結果 → command-lab.xlsというブックへのリンク
HYPERLINK関数の要点
- リンクパスは、ダブルコーテーション「”」で囲まれたテキスト文字列、またはリンクパスをテキストとして含むセル参照を指定する必要があります。
- リンクテキストが省略された場合、リンクパスが表示されます。
- ハイパーリンクが設定されたセルを編集したい場合はセルを長押しするか、右クリックで選択します。
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