ExcelのLEN関数は全角、半角関係なく文字数を返す関数です。ここではLEN関数の説明と具体的な活用例を解説していきます。
文字数を返すLEN関数に対してバイト数を返す「LENB関数」に関しての解説は下記です。
LENB関数の使い方
LEN関数とは
ExcelのLEN関数は、指定されたテキスト文字列の文字数を返します。LEN関数は数字の文字数もカウントしますが、数字の書式設定は含まれていません。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
LEN関数の構文
- 文字列:文字数を求めたい文字列かセル参照を指定します。
LEN関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
基本的な使い方の例です。B3セルの文字列を参照し、文字数を返しています。
=LEN(B3)
結果 → 9
使用例2:スペースを含む文字列の検査
スペースを含む文字列を判定している例です。スペースは文字数としてカウントされるため、appleの前後のスペース文字も合わせた文字数を返しています。
=LEN(" apple ")
結果 → 11
使用例3:セルの書式設定による文字列を含む数値データの検査
セルの書式設定によって付与される文字列は文字数としてカウントされないため、この例では数値データ「3000」の文字数として4を返しています。
=LEN(B3)
結果 → 4
使用例4:IF関数と組み合わせて文字数オーバーの判定
IF関数と組み合わせて、文字数オーバーの判定を行う数式例です。
=IF(LEN(B3)
結果 → OK
LEN関数とIF関数を組み合わせて、文字数制限をする具体的手順
文字数上限をオーバーしないように文字数判定する数式作成の具体的な手順について解説します。
IF関数がわからない方は下記をご参照ください
【エクセル】IF関数の使い方を分かりやすく図解|処理を分岐して業務効率化
手順1:空白セルを選択
数式を入力するために空白セルを選択します。
手順2:「=IF(LEN(」と入力
「=IF(LEN(」と入力します。
手順3:文字数をカウントしたい文字列を指定
文字数をカウントしたい文字列を指定します。直接入力できますが、ここではセル参照として指定します。
手順4:「)<=5,」と入力し、条件式を完成させる
「)<=5,」と入力します。「LEN()<=5」が条件式になり、5文字以下かどうかを判定します。
手順5:「”OK”,」と入力
「”OK”,」と入力します。条件式の値が真の場合の返却値を「OK」と表示されるように設定しています。
手順6:「”文字数オーバー”」と入力
「”文字数オーバー”」と入力します。条件式の値が偽の場合の返却値を「文字数オーバー」と表示されるように設定しています。
手順7:「)」で関数を閉じ、ENTERキーを押下する
手順8:オートフィルを使って、他のセルに数式をコピー
作った数式を選択し直して、セル右下のフィルハンドルをドラッグして他のセルに数式をコピーします。
関連リンク
【エクセル】オートフィルの使い方まとめ
文字数を判定する機能ができました
おすすめの解説動画
LEN関数の基本と応用編について、非常にわかりやすく解説しています。動画のほうが理解しやすい方はこちらを参照することをおすすめします。
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