Excelには指定営業日後の日付を返すWORKDAY関数が用意されています。ここではWORKDAY関数の機能と使い方について解説します。
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WORKDAY関数とは
WORKDAY関数は、特定の日付から指定した営業日後の日付を計算するExcelの関数です。WORKDAY関数を使用して、出荷日、配達日、完了日など、稼働日と非稼働日を考慮する必要があるものを計算できます。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
WORKDAY関数の構文
基本的な使い方は以下の通りです。
- 基準日:基準となる日付データを指定します。指定するデータは内部的にシリアル値で構成される日付データである必要があります。必須項目になります。
- 日数:何営業日後の日付データがほしいか、数値で指定します。正の数を指定すると未来日を取得し、負の数を指定すると過去日を取得します。
- 休日指定:省略可能です。祝日を日付データ(シリアル値)で指定します。指定した日付は営業日としてカウントされません。複数指定したい場合はセル範囲として指定します。省略すると土日だけを除外した営業日後の日付を返します。複数日指定することが可能で、セル範囲または配列で指定します。
WORKDAY関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
2021/9/15(水)より3営業日後の日付を取得しています。第3引数で2021/9/20を祝日として指定しているので、2021/9/21を返しています。
=WORKDAY(B3,3,G3:G4)
結果 → 2021/9/21
使用例2:日数に負の数を指定し、過去日を取得
第2引数の日数に負の数を指定している場合は過去の日付を取得します。この例の場合は-1を指定しており、2021/9/20は祝日に指定しているので、結果は2021/9/17の金曜日を返します。
=WORKDAY(B3,-1,G3:G4)
結果 → 2021/9/17
WORKDAY関数の要点
- WORKDAY関数は週末(土曜日と日曜日)を除外します。週末とする曜日をカスタマイズする必要がある場合は、WORKDAY.INTL関数を使用してください。
- 過去の日付を取得したい場合は、第2引数の日数に負の数を使用します。
- 休日指定に複数の日付を設定したい場合はセル範囲として指定します。
ExcelのWORKDAY関数は、特定の日付から指定した営業日後の日付を簡単に計算するための強力なツールです。ただし、祝日を正確に反映するためには、祝日の日付を適切に指定することが重要です。この記事を参考に、ぜひWORKDAY関数の使い方をマスターして、ビジネスシーンでの日付計算をスムーズに行いましょう。
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NETWORKDAYS関数の使い方(2つの日付の間の営業日数を取得)
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