ExcelにはWEB上のデータを取得するためのWEBSERVICE関数が用意されています。ここではWEBSERVICE関数の機能と使い方について解説します。
目次
WEBSERVICE関数とは
ExcelのWEBSERVICE関数は、Web上のURLを指定してXMLなどのデータを返します。
この関数の対応バージョンはExcel 2013(Windowsのみ)以降です
WEBSERVICE関数の構文
=WEBSERVICE(URL)
- URL:呼び出すWeb上のURLを指定します
WEBSERVICE関数の説明
HTTPなどのプロトコルを使用して、XMLやJSONなどのデータ形式を取得します。WEBSERVICE関数の結果は取得したデータをそのセルに返します。アクセスしたURLのデータがXML形式の場合は、FILTERXML関数と組み合わせて使用してXMLを解析することも可能です。 取得するデータのよくある例はRSSです。RSSはXML形式でコンテンツをシンジケートするために使用されます。
WEBSERVICE関数の使用例
使用例1:XMLデータを読み込む例
=WEBSERVICE("https://command-lab.com/tech/wp-content/themes/command/sample/sample.xml")
結果 → <blog>
<page>
<title>Excelの練習</title>
<url>https://command-lab.com/tech/01.html</url>
<category>Excel</category>
</page>
<page>
<title>PowerPointの練習</title>
<url>https://command-lab.com/tech/02.html</url>
<category>PowerPoint</category>
</page>
<page>
<title>Wordの練習</title>
<url>https://command-lab.com/tech/03.html</url>
<category>Word</category>
</page>
<page>
<title>vscodeの練習</title>
<url>https://command-lab.com/tech/04.html</url>
<category>vscode</category>
</page>
<page>
<title>Photoshopの練習</title>
<url>https://command-lab.com/tech/05.html</url>
<category>Photoshop</category>
</page>
</blog>
単純にネットに上がっているXMLデータを取得しています。参照URLのデータがそのまま返されるのでFILTERXML関数と組み合わせるなどして活用することができます。
WEBSERVICE関数の要点
- WEBSERVICE関数は、インターネット上のデータを取得して返します
- FILTERXML関数と組み合わせて使用してXMLを解析することも可能
- 取得するデータのよくある例はRSS
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