Excelにはテキストを大文字に変換するUPPER関数が用意されています。ここではUPPER関数の機能と使い方について解説します。
UPPER関数とは
ExcelのUPPER関数は、テキスト文字列をすべて大文字に変換します。数字、句読点、スペースは影響を受けません。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
UPPER関数の構文
- 文字列:大文字に変換したい文字列データを指定します。セル参照、もしくは直接ハードコーディングで指定できます。
UPPER関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
小文字が含まれているセルを参照し、大文字に変換しています。
=UPPER(B3)
結果 → COMMAND LAB
UPPER関数の要点
- テキスト内のすべての文字は大文字に変換されます。
- 数字と句読文字は影響を受けません。
- 参照先の書式設定は継承されないので、日付データを参照すると内部で持つシリアル値という数値データが返却されます。
まとめ
以上がExcelのUPPER関数の使い方になります。文章のフォーマットを一括で変更する場合や、特定の条件で文字列を操作したい場合には非常に便利な機能です。Excelの機能をフルに活用し、より効率的なデータ処理を行うために、ぜひUPPER関数の使用をお試しください。
UPPER関数に関するFAQ
Q:UPPER関数はどのような場面で特に役立つのでしょうか?
A:UPPER関数は、企業のデータベースで統一されたフォーマットが必要な場合や、特定の文書で全ての文字を大文字で表示する必要がある場合などに特に役立ちます。例えば、製品コードや会社名などを一貫した形式で表示する際に使用することがあります。
Q:UPPER関数と同様に文字列を操作する他の関数はありますか?
A:はい、Excelには文字列を操作するための他の関数もあります。例えば、LOWER関数は文字列をすべて小文字に変換し、PROPER関数は各単語の最初の文字を大文字に変換します。これらの関数を組み合わせることで、さまざまな文字列操作を柔軟に行うことができます。
Q:UPPER関数のエラー処理はどうすればよいでしょうか?
A:UPPER関数は基本的にエラーを返すことは少ないですが、無効な引数や参照エラーが発生する可能性があります。エラー処理としては、IFERROR関数を使用してエラーが発生した場合の戻り値を指定する方法が一般的です。この方法により、エラーが発生した場合でもユーザーフレンドリーな結果を表示することができます。
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