Excelには現在の日付を取得するTODAY関数が用意されています。ここではTODAY関数の機能と使い方について解説します。
TODAY関数とは
ExcelのTODAY関数は現在の日付を返します。ワークシートが変更または開かれたときに更新されます。引数は必要とせず、単純に=TODAY()
と入力するだけで現在の日付が表示されます。TODAY関数によって返される値は、シリアル値を持つExcel独自の日付形式のフォーマットです。現在の日付と時刻が必要な場合は、NOW関数を使用してください。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
TODAY関数の構文
TODAY関数の使用例
使用例1:今日の日付をアナウンス
TEXT関数と組み合わせることで本日の日付をアナウンスする文章を作成することができます。
="本日は"&TEXT(TODAY(),"yyyy年m月d日(aaa)")&"です。"
結果 → 本日は2021年9月15日(水)です。
使用例2:10日前の日付を表示
TODAY関数で返されるデータはシリアル値という数値データなので、日付の計算ができます。例えば「TODAY()-10」は10日前を表します。
="10日前は"&TEXT(TODAY()-10,"yyyy年m月d日(aaa)")&"です。"
結果 → 10日前は2021年9月5日(日)です。
使用例3:今月末を表示
EOMONTH関数と組み合わせることで今月末を表示することが可能です。
=EOMONTH(TODAY(),0)
結果 → 2021/9/30
TODAY関数の要点
- TODAY関数は引数を取りません。
- TODAY関数で返される値は内部的にはシリアル値という数値データになります。
- シリアル値のデータを好きな日付のフォーマットに変換する際はTEXT関数を使うと便利です。
エクセルのTODAY関数は、現在の日付を取得するための便利なツールです。この関数は簡単に使うことができ、さまざまな日付計算の基礎として活用できます。TODAY関数を理解し、適切に使うことで、日付関連のタスクを効率的に行うことができます。エクセルをさらに活用して、ビジネスや日々の作業をスムーズに進めましょう。
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