Excelには時間、分、秒で時間を作成するTIME関数が用意されています。ここではTIME関数の機能と使い方について解説します。
目次
TIME関数とは
ExcelのTIME関数は、時間、分、秒の各単位の数値を指定してExcel基準の時間データを作成できる関数です。時間、分、秒のデータが別々で存在する時に時間データに変換するのに役に立ちます。TIME関数で返される値は0から0.99988426の範囲内から返却されます。0時が「0」となり、午後23時59分59秒が「0.99988426」となります。これらの返却値は書式を「時刻」に設定すると「0:00」のような形式で表現されます。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
TIME関数の構文
=TIME(時,分,秒)
- 時:「時」を表す数値を指定します。英語でいうと「hour」です。必須項目です。
- 分:「分」を表す数値を指定します。英語でいうと「Minutes」です。必須項目です。
- 秒:「秒」を表す数値を指定します。英語でいうと「Seconds」です。必須項目です。
TIME関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
TIME関数から返される数値は1日を1とするので、一日の半分である正午12時は0.5と表現されます。この数値はセルの書式を「時刻」にすると0:00の形で表現されます。
=TIME(12,0,0)
結果 → 0.5
TIME関数の要点
- 合計時間が24時間に達すると、TIME関数は0に戻ります。
- TIME関数が時間、分、秒に許可する最大数は32,767です。それ以上に値を大きくすると、#NUMエラーが返されます。
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