Excelには線形回帰直線の傾きを取得するSLOPE関数が用意されています。ここではSLOPE関数の機能と使い方について解説します。
目次
SLOPE関数とは
ExcelのSLOPE関数は、既知のy値と既知のx値に基づいて回帰直線の傾きを返します。傾きは、直線上の 2 点の垂直方向の距離を水平方向の距離で割った値です。それは回帰直線の変化率になります。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
SLOPE関数の構文
=SLOPE(既知のy,既知のx)
- 既知のy:必須項目です。データポイント(従属変数)の配列または範囲を指定します。
- 既知のx:数値データポイント(独立変数)の配列または範囲を指定します。
SLOPE関数の要点
- データポイントのセットが1つしかない場合、SLOPEは#DIV / 0を返します!
- 既知のyのデータポイントの個数が既知のxのデータポイントの個数と異なる場合、SLOPEは#N / Aを返します
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