Excelには0から1までの乱数を取得するRAND関数が用意されています。RAND関数には引数は必要としない関数で「=RAND()」と入力すると「0.422245717」のような数値を生成します。また例えば「=ROUNDDOWN(RAND()*10,0)」と入力すると0から9まで整数を生成できるなど、汎用性が高い関数となります。ここでは応用も含めたRAND関数の使い方を解説します。
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RAND関数とは
ExcelのRAND関数は、0から1までの乱数を返します。例えば、= RAND()は、0.422245717のような数値を生成します。RAND関数は、ワークシートが開かれたとき、または変更されたときに再計算します。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
RAND関数の構文
RAND関数の使用例
使用例1:そのままRAND関数を出力
RAND関数をそのまま使った例です。0〜1の範囲内の乱数を取得します。
=RAND()
結果 → 0.578655208
使用例2:特定の桁の整数の乱数を取得する例
0から9の間で乱数を取得したい場合は10を掛けてROUNDDOWN関数で囲むことで実現できます。0から99の場合は100を掛けることで実現できます。
=ROUNDDOWN(RAND()*C3,0)
結果 → 8
使用例3:aからbまでの乱数を取得する例
aからbまでの乱数を取得したい場合はRAND()*(b-a)+aの形式で入力します。aは最小値でbは最大値です。
=RAND()*(D3-C3)+C3
結果 → 2.593473971
RAND関数の要点
- 乱数の更新を停止したい場合はRAND関数を含むセルをコピーしてから値で貼り付けてテキストデータ化します。
- ワークシートの計算時に変化しない乱数を取得するには、数式バーに= RAND()と入力し、F9キーを押して数式を決定することで実現します。
- aとbの間の乱数を生成するには、次の式を使用します。「=RAND()*(b -a)+a」
- 複数のセルに乱数のセットを生成するには複数セルを選択した状態で「=RAND()」と入力して、control + Enterを押して決定します。
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