Excelには度をラジアンに変換するRADIANS関数が用意されています。数学や物理学、エンジニアリングなどの分野で、角度をラジアンに変換する必要があるときに、RADIANS関数が活躍します。ここではRADIANS関数の機能と使い方について解説します。
RADIANS関数とは
ExcelのRADIANS関数は、度単位の角度をラジアンに変換します。たとえば、=RADIANS(180)は3.1415またはπ(pi)の値を返します。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
RADIANS関数の構文
- 角度:必須項目です。ラジアンに変換したい角度を指定します。
RADIANS関数の説明
エクセルのRADIANS関数は、度数法の角度をラジアンに変換するための関数です。これは特に三角関数を使用する際に必要となる変換で、度数法とラジアン法の違いを理解することが重要です。度数法は我々が普段使用する角度の単位(例:90度は直角)であり、一方ラジアンは円周率πを基準とした単位です(例:π/2 ラジアンは直角)。
RADIANS関数の基本的な使い方は非常に簡単です。次のステップに従ってください。
- セルに
=RADIANS(
と入力します。 - 変換したい角度の値を入力した後、
)
で閉じます。例えば、60度をラジアンに変換する場合、=RADIANS(60)
となります。 - エンターキーを押して計算を実行します。上記の例では、結果は約1.047となります。
なお、RADIANS関数は、エクセルの他の関数と同様に、他のセルの値を引数として使用することも可能です。例えば、セルA1に60と入力し、別のセルに=RADIANS(A1)
と入力すれば、同じ結果が得られます。
RADIANS関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
ラジアンに変換したい角度をセル参照で指定しています。
=RADIANS(B3)
結果 → 1.570796327
RADIANS関数の要点
- ラジアンを度に変換するには、DEGREES関数を参照してください。
- ラジアンでの完全回転(360°)は6.283または2πに等しい
- ラジアンでの半回転(180°)は、3.142またはπ(pi)に等しくなります。
エクセルのRADIANS関数は、度数法の角度をラジアンに変換する非常に便利なツールです。数学や物理学、エンジニアリングなど、ラジアン変換が求められる様々なシーンで活用可能です。この記事を参考に、エクセルのRADIANS関数を使いこなして、より効率的なデータ処理を行いましょう。
RADIANS関数に関するFAQ
Q:RADIANS関数はどのバージョンのExcelから使用できますか?
A:RADIANS関数はExcel 2003以降のバージョンで使用することができます。
Q:RADIANS関数以外に、ラジアンを度に変換する関数はありますか?
A:はい、ラジアンを度に変換するには、ExcelのDEGREES関数を使用します。
Q:RADIANS関数の計算結果を他のセルに反映させることは可能ですか?
A:はい、RADIANS関数は他のセルの値を引数として使用することが可能です。例えば、セルA1に60と入力し、別のセルに=RADIANS(A1)と入力すれば、同じ結果が得られます。
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