【エクセル】MID関数の使い方(対象文字列から一部テキストを抽出)

Excelにはテキスト内から一部テキストを抽出するMID関数が用意されています。ここではMID関数の機能と使い方について解説します。

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関数一覧
LEFT関数の使い方(文字列の左側からテキストを抽出)
RIGHT関数の使い方(文字列の右側からテキストを抽出)

MID関数とは

ExcelのMID関数は、文字列から一部テキストを抽出します。例えば、=MID( “HELLO”、2,3)は “ELL”を返します。これは2番めの文字から3文字取得するということを指します。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です

MID関数の構文

• 元の文字列：抽出元となる文字列を指定します。直接指定する場合は”で囲んで指定します。セル参照で指定することも可能です。
• 開始位置：抽出する文字列が元の文字列の何文字目からになるのかを指定します。
• 文字数：省略可能です。抽出する文字数を指定します。省略すると1が指定されます。

MID関数の使用例

使用例１：基本的な使い方

元の文字列である「COMMAND LAB」の2文字目のOから3文字分、抽出しているので、「OMM」が返されます。

=MID("COMMAND LAB",2,3)
結果 → OMM

使用例２：最初の文字から抽出

MID関数で最初の文字から抽出したい場合は1を指定します。

=MID("COMMAND LAB",1,3)
結果 → COM

使用例３：元の文字数を超える数値を設定

極端に元の文字列の文字数を超える数値を文字数に設定した場合は、MID関数は元の文字列の最後尾の文字列までを返します。エラーになることはないので、最後尾まで抽出したい場合は極端に多い数を設定すると良いです。

=MID("COMMAND LAB",9,100)
結果 → LAB

使用例４：開始位置に0を設定

開始位置に0を指定すると#VALUE!エラーを返します。

=MID("COMMAND LAB",0,3)
結果 → #VALUE!

使用例５：日付データから抽出する場合

日付データは内部的にはシリアル値と呼ばれる数値データとなるので、文字列を抽出する場合はTEXT関数を使って文字列に変換してから使う必要があります。

=MID(TEXT(B3,"yyyy/m/d"),1,4)
結果 → 2021

MID関数の要点

• 文字数は省略可能でデフォルトは1です。
• MID関数は数値データから抽出できますが、返す結果は文字列形式になります。
• 日付データを抽出したい場合はTEXT関数で文字列データに切り替えて使用する必要があります。

ExcelのMID関数は、特定の文字列から任意の部分を抽出するための強力なツールです。基本的な使い方はシンプルですが、応用することで大量のデータを効率的に処理することが可能です。この記事を参考に、MID関数を活用してみてください。

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