Excelにはテキストを小文字に変換するLOWER関数が用意されています。ここではLOWER関数の機能と使い方について解説します。
LOWER関数とは
ExcelのLOWER関数は、指定したテキスト内のすべての大文字を小文字に変換する機能を持っています。関数の基本的な形は次の通りです。
- 文字列:小文字に変換したい文字列データを指定します。セル参照、もしくは直接ハードコーディングで指定できます。
例えば、セルA1に”HELLO WORLD”と入力して、B1セルに=LOWER(A1)
と入力すると、B1セルには”hello world”と表示されます。これがLOWER関数の基本的な使い方です。
しかし、LOWER関数はこれだけではありません。文字列と一緒に使うことで、さまざまな場面で役立つことがあります。例えば、ユーザー入力の正規化、データの一貫性を保つための前処理など、テキストデータを扱う多くのシチュエーションで使うことができます。
LOWER関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
大文字が含まれているセルを参照し、小文字に変換しています。
=LOWER(B3)
結果 → command lab
LOWER関数の要点
- テキスト内のアルファベットの文字は小文字に変換されます。
- 数字と句読文字は影響を受けません。
- 参照先の書式設定は継承されないので、日付データを参照すると内部で持つシリアル値という数値データが返却されます。
ExcelのLOWER関数は、テキストデータを一括で小文字に変換する非常に便利なツールです。ユーザー入力の正規化やデータ一貫性の維持など、テキストデータを扱う際には頻繁に使われます。Excelの力を最大限に引き出すために、このLOWER関数の使い方を覚えておくことは重要です。
Excel LOWER関数に関するFAQ
Q:LOWER関数はどのバージョンのExcelから使用できますか?
A:LOWER関数はExcel 2003以降のバージョンで使用することができます。
Q:LOWER関数で小文字に変換されない文字はありますか?
A:LOWER関数では、数字と句読点は小文字に変換されず、そのままの形で表示されます。
Q:日付データをLOWER関数で変換するとどうなりますか?
A:日付データをLOWER関数で変換すると、Excelが内部で持つシリアル値という数値データが返却されます。参照先の書式設定は継承されないため、注意が必要です。
Q:LOWER関数の使用例のほかに、どのような場面で使われますか?
A:LOWER関数は、ユーザー入力の正規化やデータの一貫性を保つための前処理など、テキストデータを扱う多くのシチュエーションで使うことができます。
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