XMLデータから特定のデータを抽出して返すFILTERXML関数について解説します。
目次
FILTERXML関数とは
ExcelのFILTERXML関数は、指定されたXMLデータから指定したパス(XPath式)のデータを取得します。
この関数の対応バージョンはExcel 2013以降です
XMLとはデータを保存および転送するためのテキスト形式のデータです。テキスト形式なので特定の環境に依存することはなく、拡張可能で便利なデータ形式です。XMLには厳密な構文規則があり、ソフトウェアがXML文書の構造を把握してさまざまな操作を実行できるようにします。XPathとは、XMLデータ内の要素と属性を選択するための特別なクエリ言語です。FILTERXML関数は、XPathを使用して、XML形式のテキストと照合してデータを抽出します。
FILTERXML関数の構文
=FILTERXML(XML,Xpath)
- XML:XML形式のデータを指定します。
- Xpath:目的のデータのパスを指定します。
FILTERXML関数の使用例
使用例1:シンプルな例
=FILTERXML(B3,"//page/title")
結果 → ページ1,ページ2,ページ3,ページ4,ページ5
シンプルな使用例としてはセル内に記載のあるXMLデータを読み取り、指定したパスのデータと取り出す例です。戻り値が複数ある場合はスピルで複数セルに渡って返されます。
FILTERXML関数の要点
- FILTERXML関数は、XPathを使用して、XML形式のテキストと照合してデータを抽出します
- 注:FILTERXMLは、MacのExcelまたはExcelOnlineでは使用できません。
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