月末を求めることができるEOMONTH関数。ここではEOMONTH関数の使い方と、実際に月末を出力する手順と応用して月初を出力する方法について解説します。
EOMONTH関数とは
指定した日付の月末を計算して出力する関数です。2つ目の設定値(引数)で何ヶ月後の月末を出力するかを設定することができます。出力されるデータはシリアル値として数値で出力されるので、日付として見たい場合は書式設定を日付形式に変更する必要があります。
EOMONTH関数の構文
EOMONTH関数は2つの設定をします。1つ目が計算の元となる日付データ。2つ目が設定した日付データから何ヶ月後の月末を出力するかを設定でき、負の数値を指定すると過去にさかのぼって月末を出力します。
- 開始日:計算の起算日となる日付データ(シリアル値)を指定します
- 月:開始日から何ヶ月後の月末かを指定します
EOMONTHの設定値別の出力結果一覧
EOMONTH関数を使って、様々な設定をした結果を下記にまとめています。
EOMONTH関数で月末を求める方法
EOMONTH関数を使って実際に月末を求める手順について解説します。
手順1:空白セルを選択
EOMONTH関数を入力するための空白セルを選択します。
手順2:「=EOMONTH(」と入力
「=EOMONTH(」と入力します。入力途中でサジェストが表示され、目的の関数名のところでTABキーを押下すると自動入力されます。
手順3:起算となる日付データを指定
月末を出力する計算元となる日付データを指定します。
手順4:「,」で区切り、何ヶ月後の月末かを指定
「,」で区切り、何ヶ月後の月末かを指定します。「0」だと起算日当月の月末、「1」だと翌月、「-1」だと前月となります。
手順5:「)」で関数を閉じ、ENTERキーを押下
「)」で関数を閉じ、ENTERキーを押下します。すると書式が「標準」であれば、シリアル値として数値が出力されます。
手順6:上記セルを再選択
上記で数式を入力したセルを再選択します。
手順7:「Ctrl + 1」を入力し、「セルの書式設定」を表示し、日付形式に変更し、「OK」を押下
シリアル値を日付として表示するために「Ctrl + 1」を入力し、「セルの書式設定」を表示し、日付形式に変更し、「OK」を押下します。Windows、Macのそれぞれのショートカットキーは下記にまとめています。
「セルの書式設定」ダイアログボックスを開く | WindowsCtrl1 |
---|---|
mac |
完成:月末の日付を出力することができました。
応用編:EOMONTH関数で月初を求める方法
EOMONTH関数を使って実際に月初を求める手順について解説します。
手順1:空白セルを選択
EOMONTH関数を入力するための空白セルを選択します。
手順2:「=EOMONTH(」と入力
「=EOMONTH(」と入力します。入力途中でサジェストが表示され、目的の関数名のところでTABキーを押下すると自動入力されます。
手順3:起算となる日付データを指定
月初を出力する計算元となる日付データを指定します。
手順4:「,」で区切り、何ヶ月後の月初かを指定(目的の月より一つ前の月を指定)
「,」で区切り、何ヶ月後の月末かを指定します。この時の注意点として「目的の月より一つ前の月を指定する」ということです。これは月初を出すために前月の月末を取得し、「+1」することで月初を出そうとしているためです。
手順5:「)」で関数を閉じ、後に「+1」入力しENTERキーを押下
「)」で関数を閉じ、月末から1日後にするために「+1」を入力し、ENTERキーを押下します。すると書式が「標準」であれば、シリアル値として数値が出力されます。
手順6:上記セルを再選択
上記で数式を入力したセルを再選択します。
手順7:「Ctrl + 1」を入力し、「セルの書式設定」から日付形式に変更
シリアル値を日付として表示するために「Ctrl + 1」を入力し、「セルの書式設定」を表示し、日付形式に変更します。
「セルの書式設定」ダイアログボックスを開く | WindowsCtrl1 |
---|---|
mac |
手順8:「OK」を押下
「OK」を押下します。
完成:月初の日付を出力することができました。
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EOMONTH関数で月末を求める手順を1つ1つ解説している動画です。ショートカットキーを使って効率よく数式を入力する手順を使っているので時短に興味ある方はぜひ。
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