Excelには一致するレコードから平均を取得するDAVERAGE関数が用意されています。ここではDAVERAGE関数の機能と使い方について解説します。
DAVERAGE関数とは
DAVERAGE関数は、Excelのデータベース関数の一つです。特定の条件に一致するセルの平均値を計算するのに用います。条件を満たすデータを抽出し、それらの平均を取ることができます。これは、大量のデータから特定の情報を抽出する際に非常に便利です。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
DAVERAGE関数の構文
DAVERAGE関数の基本的な構文は以下のとおり。
- データベース:カウントするデータベースを指定します。フィールド名(項目名)を含めてセル範囲で選択します。
- フィールド名(項目名):平均値を出したいフィールド名(項目名)を設定します。
- 条件:フィールド名を含む条件を指定します。項目名と条件を入力したセルを参照する形で設定します。
DAVERAGE関数の使用例
使用例1:30歳以上の男性の年齢の平均値を出力
第3引数でフィールド名を含めた条件をセル範囲として設定し、30歳以上の男性の平均年齢を出力しています。
=DAVERAGE(B2:D8,C2,C10:D11)
結果 → 35
条件の指定例
第3引数で設定する条件の例を一覧でご紹介します。
条件例 | 説明 |
---|---|
赤 | 「赤」に一致 |
高* | 「高」で始まる文字 |
5 | 5に等しい |
> 8 | 8より大きい |
10 | 10以外 |
空白以外 |
DAVERAGE関数の要点
- DAVERAGE関数で指定する条件にはワイルドカード(*)を使用することができます。
- 条件には複数の行を含めることができます
- 第2引数は、二重引用符(””)を使って直接指定ができます。またはフィールドインデックスを表す数値などで名前として指定することができます。
- データベースと条件はフィールド名(項目名)も含まなければなりません。
ExcelのDAVERAGE関数は、特定の条件に一致するデータの平均を求めるのに便利なツールです。機能と構文を理解し、適切に利用することで、データ分析の作業がより容易になります。この記事が、DAVERAGE関数の理解と使用に役立つことを願っています。
DAVERAGE関数に関するFAQ
Q:DAVERAGE関数はどういう場合に使用するのですか?
A:DAVERAGE関数は、特定の条件に一致するデータの平均値を求める際に使用します。例えば、年齢や性別などの特定の条件に一致する人々の平均給与を計算する場合などに便利です。
Q:DAVERAGE関数はビジネスのどういうシーンで役立ちますか?
A:ビジネスの分析やレポート作成において、特定のセグメントやカテゴリに基づいて平均値を計算する必要がある場合にDAVERAGE関数が役立ちます。例えば、特定の地域や年齢層の顧客の平均購買額を計算する際などに使用されることがあります。
Q:DAVERAGE関数の使用にはどういうデータが必要ですか?
A:DAVERAGE関数を使用するには、データベース形式のテーブルが必要です。このテーブルには、平均値を計算したいフィールド名(項目名)と、その条件を指定するセル範囲が含まれていなければなりません。
Q:DAVERAGE関数と類似の関数はありますか?
A:DAVERAGE関数は、条件に一致するデータの平均値を計算するための関数です。類似の関数として、特定の条件に一致するデータの合計を計算するDSUM関数や、特定の条件に一致するデータの数を計算するDCOUNT関数などがあります。
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