Excelには空白のセルを数えるCOUNTBLANK関数が用意されています。ここではCOUNTBLANK関数の機能と使い方について解説します。
COUNTBLANK関数とは
COUNTBLANK関数は、指定した範囲内の空白セル(値が入っていないセル)の数を数える関数です。特定の範囲に何セルが空いているかを一瞬で知りたい場合、この関数は非常に便利です。文字列、数字、エラーなどを含むセルはカウントされません。空のテキスト(””)を返す数式がカウントされます。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
COUNTBLANK関数の構文
COUNTBLANK関数の基本的な使い方は非常に簡単です。関数の形式は以下の通りです。
- セル範囲:空白のセルを数えるセル範囲を指定します。
COUNTBLANK関数の使用例
COUNTBLANK関数は、単に空白セルを数えるだけでなく、より複雑な問題を解決するためにも使用できます。たとえば、複数の列を対象にした場合や、一部の列を除外したい場合などにも活用できます。
例えば、A列とB列の中で、空白のセルを数えたい場合は以下のように入力します:
=COUNTBLANK(A1:A10) + COUNTBLANK(B1:B10)
これにより、A列とB列の両方で空白セルの数を合計して表示します。
また、複数の列全体を対象にしたい場合は、以下のように入力します:
=COUNTBLANK(A1:Z10)
これにより、A1からZ10までの範囲内のすべての空白セルの数が表示されます。
COUNTBLANK関数の要点
- 数字、文字列、エラーなどを含むセルはカウントされません。
- 空のテキスト(””)を返す数式は空白とみなしカウントされます。
- 数値の0は空白ではないとみなされカウントされません。
COUNTBLANK関数に関するFAQ
Q:COUNTBLANK関数以外に空白セルを数える方法はありますか?
A:はい、COUNTBLANK関数以外にも、例えばSUMPRODUCT関数を使用して空白セルを数えることが可能です。具体的な式は=SUMPRODUCT(--(A1:A10=""))
のようになります。
Q:COUNTBLANK関数はエラー値を空白としてカウントしますか?
A:いいえ、COUNTBLANK関数はエラー値を空白としてカウントしません。エラー値を含むセルはカウントされないため、空白セルのみがカウントされます。
Q:COUNTBLANK関数を使用する際の一般的なエラーは何ですか?
A:COUNTBLANK関数を使用する際には、範囲の指定ミスなどが一般的なエラーとなることがあります。正しいセル範囲を指定することで、このようなエラーを回避できます。
Q:COUNTBLANK関数とCOUNTA関数の違いは何ですか?
A:COUNTBLANK関数は指定した範囲内の空白セルの数を数えますが、COUNTA関数は空白以外のセルの数を数える関数です。したがって、これらの関数は異なる目的で使用されます。
Q:COUNTBLANK関数で空白セルを数える際、セルに空白スペースが入っている場合はどうなりますか?
A:COUNTBLANK関数では、セルに空白スペースが入っている場合、そのセルは空白とはみなされず、カウントされません。空白スペースが入っているセルをカウントするには、別の方法を検討する必要があります。
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