Excelには条件が一致するレコードから最大値を取得するDMAX関数が用意されています。ここではDMAX関数の機能と使い方について解説します。
目次
DMAX関数とは
Excel DMAX関数は、条件に一致する一連のレコードから、フィールドの最大値を返します。逆に最小値を取得したい場合はDMIN関数を使用します。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
DMAX関数の構文
=DMAX(データベース,フィールド名,条件)
- データベース:検索先になるデータベースを指定します。指定するときはフィールド名(項目名)を含めてセル範囲で選択します。
- フィールド名:検索先のフィールド名を設定します。
- 条件:フィールド名を含む条件を指定します。項目名と条件を入力したセルを参照する形で設定します。
DMAX関数の使用例
使用例1:30歳以上の男性の最高齢を出力
30歳以上を「>=30」、性別は「男」で条件を指定し、DMAX関数を実行しています。30歳以上の男性は田中さんの40歳が最高齢となるのでDMAX関数は40を返します。
=DMAX(B2:D8,C2,C10:D11)
結果 → 40
条件の指定例
第3引数で設定する条件の例を一覧でご紹介します。
条件例 | 説明 |
---|---|
赤 | 「赤」に一致 |
高* | 「高」で始まる文字 |
5 | 5に等しい |
> 8 | 8より大きい |
10 | 10以外 |
空白以外 |
DMAX関数の要点
- DMAX関数は、条件の設定内でワイルドカードを使用できます。
- 条件は複数設定が可能です。
- 第2引数は、二重引用符(””)を使って直接指定ができます。またはフィールドインデックスを表す数値などで名前として指定することができます。
- データベースと条件はフィールド名(項目名)も含まなければなりません。
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