ビット演算が必要なExcelの作業がある場合、BITAND関数が使えます。この関数は、2つの数値のビットの「AND」演算を行い、その結果を10進数として返すものです。この記事では、BITAND関数の基本的な使用方法と、その応用例について詳しく解説します。
BITAND関数とは
ExcelのBITAND関数は、ビット単位での「AND」演算を実行するための関数です。この関数は、数値の二進表現の各ビットを比較し、両方の対応するビットが1の場合にのみ1を返します。それ以外の場合は0を返します。この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
BITAND関数の構文
- 数値1:0 以上の10進数の数値を指定します。設定必須項目です。
- 数値2:0 以上の10進数の数値を指定します。設定必須項目です。
BITAND関数の説明
BITAND関数は、2つの数値を2進した際の対応する各ビットに対して論理AND演算を実行します。
BITAND関数の使用例
使用例:1と5を設定したかんたんな例
1 の 2 進表現と 5 の 2 進表現を比較します。1 の 2 進表現は 1 で、5 の 2 進表現は 101 です。 2つの2進数の間で1 桁目のみが一致しています。 これは 2^0となるので 1が返されます。
=BITAND(1,5)
結果 → 1
BITAND関数の要点
- BITAND関数は、2つの数値のビット単位のANDを表す10進数を返します。
- 引数には10進数を設定します。
- 引数に 0 未満の値を設定すると#NUM!エラーが表示されます。
BITAND関数に関するFAQ
Q:BITAND関数はどのバージョンのExcelから使用できますか?
A:BITAND関数はExcel 2003以降のバージョンで使用することができます。
Q:BITAND関数で引数に負の値を設定した場合、どうなりますか?
A:引数に0未満の値を設定すると、#NUM!エラーが表示されます。
Q:BITAND関数以外に、ビット演算を行う関数はありますか?
A:はい、Excelにはビット演算を行う他の関数もあります。例えば、BIN2DEC関数は2進数を10進数に変換する関数で、BITLSHIFT関数は指定されたビット数だけ数値をシフトする関数などがあります。
関連動画
まとめ
エクセルのBITAND関数は、ビット単位での「AND」演算を実行し、その結果を10進数として返す非常に便利なツールです。数値の二進表現を操作する必要がある作業には、この関数が最適です。
ショートカットキーの練習できます
当サイトはショートカットキーの練習を実際の動きを確認しながら練習できる機能がついています。繰り返し指を動かして練習ができるので、ゲーム感覚で遊んでいくうちに自然とショートカットキーが使えるようになれます。ショートカットキーは暗記するよりも実際に手を動かして練習していったほうが習得が早くなるので、是非当サイトをブックマークに登録し定期的に練習してみてください。下記のSTARTキーを押下すると練習を始められます。
※推奨ブラウザ Google Chrome