ExcelのEXACT関数は、2つの値を比較し、同じ場合はTRUEを返し、そうでない場合はFALSEを返します。EXACTではアルファベットの大文字と小文字が区別されます。
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EXACT関数とは
EXACT関数は、大文字と小文字を区別して2つのテキスト文字列を比較します。2つの文字列がまったく同じである場合、EXACTはTRUEを返します。2つの文字列が同じでない場合はFALSEを返します。またEXACT関数はセルの書式設定を無視します。
注意点
書式が違っていても値が同じであればTRUEを返します。例えば「2020年6月20日」というデータと「2020/6/20(日)」という日付データをEXACT関数にかけるとTRUEを返します。日付データは内部的にはシリアル値という数値データなので、それがあっているのでTRUEを返すということになります。
EXACT関数の構文
- 文字列1:比較したい1つめ文字列を指定します。
- 文字列2:比較したい2つめ文字列を指定します。
使用例
EXACT関数は下記2つの例のように大文字と小文字を区別します。最初の例では、文字列は同一なのでTRUEを返します。2番目の例では、最初のアルファベットが大文字かどうかが違いますが、FALSEを返します。
Excelでは数式で下記のように使用することができますが、大文字と小文字は区別されません。
=( "music" = "Music" ) // TRUEを返します
EXACT関数は全角と半角も区別します。下記例では先頭の「m」が全角のものと半角のもので比べており、FALSEを返しています。
=( "music" = "music" ) // FALSEを返します
また下記のように見た目の表示形式が違う2つのセルをセル参照で比べても内部的な数値が同一であればTRUEを返します。
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