SUMIF関数とはSUM関数のように合計値を出力する関数ですが、指定した条件に対応する値だけを合計するという特殊な関数となります。ここではSUMIF関数についての説明と、具体的に使う手順についてご紹介していきます。
複数条件を指定したい場合はSUMIFS関数を使用します。
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関数一覧
SUMIFS関数の使い方
SUMIF関数とは
SUMIF関数は、条件に合うセルに対応する数値の合計を返します。下記例では地域Aに対応する売上の数値のみを合計しています。
SUMIF関数の構文
- 範囲:検索対象または値を求める対象となるセル範囲を指定します。
- 検索条件:集計するための条件を指定します。必ず「”」で囲みます。
- 合計範囲:実際に計算の対象となるセル範囲を指定します。合計範囲を省略すると最初に指定した範囲内で条件を満たす数値が合計されます。
使用例1:基本的な使い方
まずは基本的な使い方として、下記データの「地域A」の売上データのみをSUMIF関数を使って集計する例です。下記に詳細な手順について解説します。
=SUMIF(C3:C10,"地域A",D3:D10)
結果 → ¥12,000,000
手順1:空白セルに「=SUMIF(」と入力
集計結果を出力したい空白セルに「=SUMIF(」と入力します。入力途中で予測関数が表示されるので、目的の関数名を選択してTABキーを押下すると自動入力されるので便利です。
手順2:検索対象の範囲を指定
指定条件で検索する範囲を指定します。この例の場合は地域名を検索条件とするため、C列の地域データの範囲を指定します。数式を入力途中であれば、対象のセルをドラッグすると自動で参照範囲が入力されます。
手順3:「,」で区切り、検索条件を「”」で囲って指定する
「,」で区切り検索条件を「”」で囲って指定します。この例では「地域A」を検索条件とするので「”地域A”」と指定します。
手順4:「,」で区切り、合計範囲を指定し「)」で閉じる
「,」で区切り、合計範囲を指定します。この例では売上データのセル範囲を指定します。最後に「)」で閉じ、ENTERキーを押下します。
地域Aの売上のみ集計できました
無事、地域Aの売上のみ集計することができました。
使用例2:〜以外を集計する
検索条件は論理演算子と組み合わせることが柔軟な条件を指定することができます。例えば下記例では「”<>地域A”」と指定することで地域A以外の地域を検索しています。
=SUMIF(C3:C10,"地域A",D3:D10)
結果 → ¥6,700,000
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使用例3:設定金額以上のみ集計
論理演算子を使えば〇〇以上の金額のみの集計をすることも可能です。下記例ではG2セルで設定している金額より大きい値のみを集計しています。条件を検索する範囲と合計する範囲が同じ場合は、第3引数の合計範囲を省略することができます。
=SUMIF(D3:D10,">"&G2)
結果 → ¥11,500,000
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使用例4:指定日付以降の売上のみ集計
指定日付以降の売上のみを集計することもできます。日付データは内部的にはシリアル値と呼ばれる数値データであるため、比較演算子を組み合わせることが可能です。
=SUMIF(B3:B10,">="&G2,D3:D10)
結果 → ¥5,500,000
使用例5:ワイルドカードを使った条件指定による集計
ワイルドカードを使えばより複雑な条件指定をすることができます。下記例では検索条件に「”*りんご”」と指定することで「青森産りんご」や「長野産りんご」のように「りんごで終わる文字列」がマッチします。「*」は0文字以上の任意の文字を表します。
=SUMIF(B3:B10,"*りんご",C3:C10)
結果 → ¥7,000,000
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【エクセル】ワイルドカードの使い方についてわかりやすく解説
おすすめの解説動画
SUMIF関数について丁寧にわかりやすく解説している動画です。非常に丁寧に解説しているのでおすすめです。
まとめ
SUMIF関数は、特定の条件を満たすデータの合計値を素早く効率的に求めるための強力なツールです。基本的な使い方から具体的な応用例まで、この記事を通じてSUMIF関数の活用方法について理解を深めることができました。Excelを用いたデータ分析において、SUMIF関数の活用は欠かせません。これからも積極的に活用し、より高度なデータ分析を目指しましょう。
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