Excelには基準に一致するセルを数えるCOUNTIF関数が用意されています。ここではCOUNTIF関数の機能と使い方について解説します。
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COUNTIF関数とは
COUNTIF関数は、条件を満たす範囲内のセルをカウントする関数です。COUNTIF関数で使用される基準は、部分一致のための論理演算子(>、<、<>、=)やワイルドカード(*、?)をサポートします。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
COUNTIF関数の構文
- 範囲:基準に達したセルをカウントする範囲を指定します。
- 基準:カウントするための基準を指定します。
COUNTIF関数の使用例
使用例1:特定文字をカウント
基本的な使い方です。範囲内の「男」と入力されているセルの数を数えています。関数に直接基準の文字列は入力する場合は必ず「”」で囲みます。
=COUNTIF(C3:C15,"男")
結果 → 8
使用例2:30歳以上をカウント
30歳以上をカウントする場合は基準の箇所に「”>=30″」と入力します。比較演算子を用いた記述は「”」で囲む必要があります。
=COUNTIF(C3:C15,">=30")
結果 → 8
「検索条件」に使える比較演算子
検索条件で使える比較演算子をまとめています。
演算子 | 説明 |
---|---|
> | より大きい |
より小さい | |
>= | 以上 |
以下 | |
= | 等しい |
等しくない |
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エクセルで使える演算子まとめ
使用例3:ワイルドカードを使った検索
COUNTIF関数はワイルドカードを使用して、基準を指定できます。この例では姓が鈴木の人数をカウントしているため、「鈴木*」と入力しており「鈴木で始まる単語」を意味しています。ちなみに「*鈴木*」と入力すると「鈴木を含む」となり「*鈴木」は「鈴木で終わる」となります。ワイルドカードについての詳しい説明はこちら
=COUNTIF(B3:B15,"鈴木*")
結果 → 3
COUNTIF関数の要点
- COUNTIF関数では大文字と小文字は区別されません。大文字と小文字を区別させたい場合はEXACT関数を使用します。
- COUNTIF関数は1つの条件のみをサポートします。複数の基準にはCOUNTIFS関数を使用します。
- 基準内のテキスト文字列は、二重引用符( “”)で囲む必要があります。
- 基準ではワイルドカード文字である?および*を使用できます。?は任意の1文字に一致し、*は任意の0個以上の文字に一致します。
- 「?」または「*」と一致させるには、チルダ(〜)を使用します(例:~?、~*)
- COUNTIFを使用して255文字より長い文字列を照合すると、誤った結果が返されます。
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