Excelでは範囲や数式に名前をつけることができます。ここでは「名前の定義」や「名前ボックス」を使って範囲や数式に名前をつける方法、定義した名前の編集方法や削除方法について解説します。
範囲に名前を定義する方法1(名前ボックス編)
範囲に名前をつける方法はいくつかありますが、まずは一番簡単な方法である、「名前ボックス」を使って範囲に名前をつける方法について解説します。
手順1:名前をつけたいセル範囲を選択
手順2:名前ボックスに名前を記入
数式バーの左にある「名前ボックス」に定義したい名前を入力します。
手順3:ENTERキーを押下する
ENTERキーを押下します。ENTERキーを押下しないと名前の定義がされないので押し忘れに注意しましょう。
範囲に名前を定義することができました。
範囲に名前を定義することができました。試しに空白セルに定義した名前を「=items」のように入力すると定義した範囲が参照されます。
範囲に名前を定義する方法2(名前の定義)
数式タブの「名前の定義」から範囲に名前を定義する方法ついて解説します。名前ボックスで指定するより詳細に指定することが可能です。
手順1:名前をつけたいセル範囲を選択
手順2:数式タブ内の「名前の定義」を押下
数式タブ内の「名前の定義」を押下し、「新しい名前」ダイヤログボックスを表示させます。
手順3:ダイアログボックスの項目を入力
各項目を入力していきます。各項目についての説明は下記の通り。
項目名 | 説明 |
---|---|
名前 | 定義したい名前を指定します。 |
範囲 | 定義した名前の有効範囲を指定します。「ブック」を選択するとブック全体で有効となります。シート単位で指定した場合は指定したシートでのみ有効となります。シートごとの有効範囲に指定するとシートごとに同じ名前が定義できます。 |
コメント | 定義した範囲のコメントを記載しておくことができます。コメントは省略可能です。 |
参照範囲 | 名前の参照範囲を指定します。予めセル選択した状態で名前の定義を押下していたら、自動で入力されています。新たに指定し直したい場合は右側の矢印を押下すると指定できます。 |
手順4:OKを押下
範囲に名前をつけることができました。
無事範囲に名前を定義することができました。空白セルに定義した名前を「=items」のように入力すると定義した範囲が参照されます。
定義した名前の編集方法
定義した名前を編集する手順について解説します。
手順1:数式タブの「名前の管理」を選択
手順2:編集したい名前を選択し、編集を押下
名前の管理ダイヤログが表示されるので、編集したい名前を選択し、上部の「編集」をクリックします。
手順3:編集をして「OK」を押下
編集をして「OK」を押下します。この例では名前を変えていますが参照範囲も変更可能です。
編集ができました。
名前を変更するとその名前を参照しているセルにも自動で反映されます。
定義した名前の削除方法
定義した名前の削除する手順について解説します。
手順1:数式タブの「名前の管理」を選択
手順2:編集したい名前を選択し、削除を押下
手順3:ダイヤログ上で「OK」を押下
名前の削除が完了しました。
おすすめの解説動画
名前ボックスや名前の定義について解説している動画です。丁寧に解説しているのでおすすめです。
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