Excelには時間データから時刻(0〜23)を取得するHOUR関数が用意されています。ここではHOUR関数の機能と使い方について解説します。
目次
HOUR関数とは
ExcelのHOUR関数は、時間データから時刻(0〜23)を返します。たとえば、午前8時30分のデータからは8を返します。HOUR関数を使用して、時間をセルに抽出したり、結果をTIME関数などの別の数式に入力したりできます。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
HOUR関数の構文
=HOUR(シリアル値)
- シリアル値:時刻を表すシリアル値を指定します。Excelの時刻データは内部的にはシリアル値という数値データを持っているため、時刻を入力したセルを参照すると自動的に内部的にはシリアル値をデータとして持ちます。適切なフォーマットであれば文字列データでも時刻変換が可能です。
HOUR関数の使用例
使用例1:基本的な使い方
引数にセル参照を指定して、その時刻データの数値を返しています。時刻(hour)の数値だけを返します。例えば3:30:00のデータをセル参照したら、3を返します。
=HOUR(B3)
結果 →
使用例2:文字列から時間を取得
HOUR関数には決まったフォーマットであれば文字列データからも時刻を返します。決まったフォーマット以外の文字列を指定すると#VALUEエラーを返します。
=HOUR("15時30分")
結果 → 15
HOUR関数の要点
- HOUR関数は指定した値が有効な日付または時刻として認識されない場合 #VALUEエラーを返します。
- 指定したシリアル値が範囲外の場合はHOUR関数は#NUMエラーを返します。
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