Excelには最も頻繁に発生する数値を取得するMODE関数(MODE.SNGL関数)が用意されています。ここではMODE関数(MODE.SNGL関数)の機能と使い方について解説します。
目次
MODE関数とは
ExcelのMODE関数は、数値データの中で最も頻繁に発生する数値(最頻値)を返します。例えば =MODE(1,2,4,4,5,5,5,6)は5を返します。Excel2010からはMODE.SNGL関数に名称変更されており、MODE関数は将来的に使えなくなる可能性があります。機能としては一緒となります。
この関数の対応バージョンはExcel 2003以降です
MODE関数の構文
=MODE(数値1,数値2…)
- 数値1:最頻値を調べるための数値もしくはセル範囲を選択します。
- 数値2:数値2から省略可能です。最大255個の引数を設定できます。数値1以外に最頻値を調べたい数値やセル範囲を指定します。
MODE関数の使用例
使用例1:1つの範囲内の最頻値を取得
引数に1つのセル範囲を設定して範囲内の最頻値を出力しています。
=MODE(B3:I3)
結果 → 12
使用例2:2つの範囲内の最頻値を取得
第2引数に追加のセル範囲を設定して、2つのセル範囲のうちの最頻値を取得しています。
=MODE(B3:I3,B6:I6)
結果 → 11
MODE関数の要点
- 指定された数値、セル範囲に重複が含まれていない場合、MODE関数は#N / Aエラーを返します。
- MODE関数は、空のセル、ブール値またはテキストを含むセルを無視します。
- 引数には、直接数値指定や範囲名称、配列、またはセル参照を指定できます。
- MODE関数は「MODE.SNGL 関数」に名称変更されました。機能は同じとなります。
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