この記事では、Microsoftが提供する2つの主要な開発ツール、Visual StudioとVisual Studio Codeの違いを詳しく解説します。これらのツールはどちらも非常に人気があり、多くの開発者に利用されていますが、それぞれの特性と適用範囲は異なります。この記事を読むことで、あなたの開発環境に最適なツールを選択するための知識を得ることができます。
1. Visual Studioとは
1.1 概要
Visual Studioは、Microsoftが開発した統合開発環境(IDE)です。C#, VB.NET, C++, Pythonなど、多くの言語に対応しており、コードの作成、デバッグ、テスト、デプロイなど、開発の全工程をサポートしています。
1.2 特徴と利点
- リッチな機能: Visual Studioは、コードエディタ、デバッガ、ビルドツール、バージョン管理システムなど、開発に必要な機能を一つにまとめた統合開発環境です。
- プラグインの豊富さ: Visual Studio Marketplaceから多くのプラグインを追加することができ、開発環境をカスタマイズすることが可能です。
- 高度なデバッグ機能: ブレークポイント、ステップ実行、変数の監視など、詳細なデバッグが可能です。
2. Visual Studio Codeとは
2.1 概要
Visual Studio Code(VS Code)は、Microsoftが開発した軽量なコードエディタです。多くのプログラミング言語に対応しており、拡張機能を追加することでIDEとしての機能を補完することが可能です。
2.2 特徴と利点
- 軽量性: VS Codeは起動が速く、軽量なため、パフォーマンスに優れています。
- 拡張性: Marketplaceから多くの拡張機能を追加することができ、自分の開発スタイルに合わせてカスタマイズすることが可能です。
- クロスプラットフォーム: Windows、Mac、Linuxの各OSで動作します。
3. Visual StudioとVisual Studio Codeの比較
以下の表は、Visual StudioとVisual Studio Codeの主な違いをまとめたものです。
Visual Studio | Visual Studio Code | |
---|---|---|
種類 | 統合開発環境 (IDE) | コードエディタ |
言語サポート | C#, VB.NET, C++, Pythonなど多数 | 多数の言語をサポート、拡張機能でさらに追加可能 |
プラットフォーム | Windows, Mac | Windows, Mac, Linux |
パフォーマンス | 高機能だがリソースを多く消費 | 軽量で高速 |
拡張性 | プラグインによる拡張が可能 | 拡張機能によるカスタマイズが可能 |
価格 | 無料版あり、プロフェッショナル版は有料 | 完全無料 |
4. どちらを選ぶべきか?
Visual StudioとVisual Studio Code、どちらを選ぶべきかは、あなたのプロジェクトの要件と個々の開発スタイルによります。大規模なプロジェクトや複雑なデバッグが必要な場合はVisual Studio、軽量で高速なエディタが必要な場合やクロスプラットフォームで動作するエディタが必要な場合はVisual Studio Codeが適しています。
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まとめ
この記事では、Visual StudioとVisual Studio Codeの違いを詳しく解説しました。それぞれのツールは、その特性と利点により、異なる開発環境や要件に適しています。あなたのプロジェクトに最適なツールを選択するために、この記事を参考にしてください。
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