【VBA】PrintOutメソッドで印刷する｜サンプルコード多数

Excel VBAを用いて印刷を行う際、PrintOutメソッドは非常に便利な機能です。この記事では、このメソッドの基本的な使い方から応用例、さらには多くの実用的なサンプルコードまでを提供します。

PrintOutメソッドとは

基本的な使い方

PrintOutメソッドは、Excel VBAで印刷を制御するためのメソッドです。このメソッドを使うことで、プログラム上からExcelのシートを印刷することができます。

Worksheets("MySheet").PrintOut

このコードでは、MySheetと名付けられたワークシートが印刷されます。非常に簡単で、初心者でもすぐに使いこなせます。

設定項目の詳細

PrintOutメソッドには多くの設定項目があります。以下の表で主要なものを詳しく解説します。

設定項目	説明	例
From	印刷する開始ページを指定	From:=2
To	印刷する終了ページを指定	To:=4
Copies	印刷する部数を指定	Copies:=3
Preview	印刷プレビューを表示するかどうか	Preview:=True

サンプルコード集

任意のワークシートを印刷

Sub PrintAnySheet()
    Dim wsName As String
    wsName = "MySheet"
    Worksheets(wsName).PrintOut
End Sub

このコードでは、変数wsNameに指定したワークシート名に基づいて印刷を行います。

開始・終了ページを指定して印刷

Sub PrintFromPage2To4()
    Worksheets("MySheet").PrintOut From:=2, To:=4
End Sub

このコードでは、MySheetの2ページ目から4ページ目までを印刷します。

3部印刷するサンプル

Sub PrintThreeCopies()
    Worksheets("MySheet").PrintOut Copies:=3
End Sub

このコードでは、MySheetを3部印刷します。

印刷プレビューを表示するサンプル

Sub ShowPrintPreview()
    Worksheets("MySheet").PrintOut Preview:=True
End Sub

このコードでは、MySheetの印刷プレビューを表示します。

複数の設定を組み合わせる

Sub CombinedSettingsPrint()
    Worksheets("MySheet").PrintOut From:=2, To:=4, Copies:=3, Preview:=True
End Sub

このコードでは、MySheetの2ページ目から4ページ目までを3部印刷し、その前にプレビューを表示します。

PrintOutメソッドに関するFAQ

Q：PrintOutメソッドの基本的な使い方は何ですか？

A：PrintOutメソッドの基本的な使い方は非常にシンプルです。例えば、Worksheets("Sheet1").PrintOutというコードで、”Sheet1″と名付けられたワークシートを印刷することができます。

Q：ページ範囲を指定して印刷する方法は？

A：ページ範囲を指定して印刷するには、FromとToのパラメータを使用します。例：Worksheets("Sheet1").PrintOut From:=1, To:=3。このコードは、”Sheet1″の1ページ目から3ページ目までを印刷します。

Q：複数部数を印刷するにはどうすればいいですか？

A：複数部数を印刷するには、Copiesパラメータを使用します。例：Worksheets("Sheet1").PrintOut Copies:=2。このコードは、”Sheet1″を2部印刷します。

Q：印刷プレビューを表示する方法は？

A：印刷プレビューを表示するには、PreviewパラメータをTrueに設定します。例：Worksheets("Sheet1").PrintOut Preview:=True。このコードは、”Sheet1″の印刷プレビューを表示します。

Q：複数の設定を同時に指定する方法は？

A：複数の設定を同時に指定するには、各パラメータをカンマで区切って指定します。例：Worksheets("Sheet1").PrintOut From:=1, To:=3, Copies:=2, Preview:=True。このコードは、”Sheet1″の1ページ目から3ページ目までを2部印刷し、その前にプレビューを表示します。

Q：特定のセル範囲だけを印刷するには？

A：特定のセル範囲だけを印刷するには、Rangeオブジェクトを使用します。例：Worksheets("Sheet1").Range("A1:C10").PrintOut。このコードは、”Sheet1″のA1からC10までのセル範囲を印刷します。

Q：PrintOutメソッドでエラーが出る場合の対処法は？

A：PrintOutメソッドでエラーが出る場合、まずはエラーメッセージを確認してください。エラーメッセージによっては、印刷設定やプリンターの状態、VBAコードの問題など、原因がヒントとして示されることがあります。

Q：PrintOutメソッドで印刷したデータをPDFに保存することはできますか？

A：はい、PrintOutメソッドではなく、ExportAsFixedFormatメソッドを使用して、印刷データをPDFとして保存することができます。

Q：PrintOutメソッドでの印刷設定は永続的に保存されますか？

A：いいえ、PrintOutメソッドでの印刷設定は一時的なものです。Excelファイルを閉じて再度開いた場合、設定はリセットされます。

関連動画

まとめ

この記事で、Excel VBAのPrintOutメソッドの基本的な使い方から応用例、多くの実用的なサンプルコードについて解説しました。これで、Excel VBAを用いた印刷がよりスムーズに、より柔軟に行えるようになったはずです。何か疑問や不明点があれば、どうぞお気軽に質問してください。