ソースコードの編集に欠かせないツールであるVim。しかし、それぞれのシステムで扱われる改行コードが異なるため、意図しない形式で改行が挿入されることがあります。そのような問題を防ぐためには、Vimで改行コードを可視化することが有効です。本記事では、その方法をわかりやすく解説します。

目次
改行コードの可視化
Vimで改行コードを可視化するには、次の手順を踏みます。
- Vimを開きます。
:set list
と入力します。これで、特殊文字が可視化されます。- 改行コードを可視化するには、更に
:set listchars=eol:↵
と入力します。これで、各行の終端に改行コードが表示されます。
以下にそれぞれの手順を詳しく説明します。
Vimの開き方
Vimを開くには、ターミナル(コマンドライン)を開き、以下のコマンドを入力します。
vim
このコマンドを実行すると、Vimエディタが起動します。
特殊文字の可視化
Vimで特殊文字を可視化するには、以下のコマンドを入力します。
:set list
これにより、タブやスペースなどの特殊文字が可視化されます。しかし、この状態ではまだ改行コードは表示されません。
改行コードの可視化
最後に、改行コードを可視化するには、以下のコマンドを入力します。
:set listchars=eol:↵
このコマンドを実行すると、各行の終端に↵
記号が表示されます。これが改行コードを示しています。
改行コードの可視化の解除
Vimで改行コードの可視化を解除するには、次の手順を踏みます。
- Vimを開きます。
:set nolist
と入力します。これで、特殊文字の可視化が解除されます。- 改行コードの可視化を解除するには、更に
:set listchars=
と入力します。これで、改行コードの表示が解除されます。
まとめ
Vimで改行コードを可視化することは、ソースコードの編集において非常に役立つ技術です。特に、異なるシステム間でのコードの共有に際して、改行コードの形式による問題を防ぐためには重要なスキルとなります。本記事の手順を順に実行することで、Vimで改行コードを簡単に可視化することができます。ぜひ、ご自身のコーディング環境に取り入れてみてください。
vimの練習
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