Vimマクロの使い方をわかりやすく解説

Vimはその強力な機能とカスタマイズ可能性から、多くのプログラマーやテキストエディター愛好家に支持されています。その中でも、繰り返し作業を効率化するための「マクロ」機能は、Vimの真価を発揮する重要なツールです。しかし、マクロの使い方は一見すると複雑に見えるかもしれません。この記事では、Vimマクロの基本的な使い方をわかりやすく解説します。

目次

Vimマクロとは?

Vimのマクロとは、一連のコマンドを記録して再生する機能のことを指します。これにより、同じ操作を何度も繰り返す必要がある場合でも、一度記録してしまえば、その後はその記録を再生するだけで済むようになります。

マクロの基本的な流れ

Vimでマクロを使う基本的な流れは以下の通りです。

  1. マクロの記録を開始する
  2. 必要な操作を行う
  3. マクロの記録を終了する
  4. マクロを再生する

以下では、これらのステップを詳しく説明します。

マクロの記録の開始

マクロの記録を開始するには、まず「q」キーを押します。次に、記録するマクロの名前を指定するために任意の英字を押します。たとえば、「a」と入力すれば、「a」という名前のマクロの記録が開始されます。

q + [マクロ名]

必要な操作を行う

マクロの記録が開始されたら、繰り返したい操作を行います。これには、移動、挿入、削除など、Vimの任意のコマンドを使用することができます。

マクロの記録の終了

操作が完了したら、「q」キーを再度押すことでマクロの記録を終了します。

q

マクロの再生

記録したマクロは、「@」キーの後にマクロの名前を指定することで再生することができます。たとえば、「a」という名前のマクロを再生するには、「@a」と入力します。

@ + [マクロ名]

マクロの練習例

以下に、マクロを使って繰り返し操作を行う練習例を示します。ここでは、各行の末尾に「END」というテキストを追加する操作をマクロとして記録し、それを再生する操作を行います。

  1. まず、新しいマクロを記録開始します。この例では、マクロ名は ‘a’ とします。
qa
  1. 次に、行末に移動してテキストを追加します。この例では、「END」というテキストを追加します。
$A END
  1. テキストを追加したら、Escキーを押してコマンドモードに戻ります。
<Esc>
  1. そして次の行に移動します。
j
  1. 最後に、マクロの記録を終了します。
q
  1. これでマクロが完成しました。このマクロは、行末に ‘END’ を追加して次の行に移動する操作を記録しています。
  2. これを再生するには、「@a」と入力します。これでカーソルの現在位置から、マクロが記録した操作を再現します。
@a
  1. マクロを連続して再生するには、再生回数と ‘@a’ を入力します。例えば、3回再生するには ‘3@a’ と入力します。
3@a

以上がVimマクロの基本的な使い方です。これを覚えると、同じ操作の繰り返し作業が格段に効率化します。

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まとめ

Vimのマクロ機能は、繰り返しの操作を効率的に行うための強力なツールです。マクロを記録するには「q」キーとマクロ名、記録を終了するには再度「q」キーを使用します。記録したマクロは「@」キーとマクロ名で再生できます。一見難しそうに見えるかもしれませんが、一度使い方を覚えると、日々の作業が大幅に効率化します。この記事がVimマクロの理解と使用に役立つことを願っています。

vimの練習

下記のSTARTボタンをクリックするとvimのコマンドの練習ができます。ここで繰り返しvimでの操作の練習をしてスムーズに使いこなせるようになりましょう。

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