【エクセル】SUMIFS関数の使い方
SUMIFS関数とは指定した複数の条件に合致する値だけを合計するという関数です。こちらで紹介しているSUMIF関数との違いは複数の条件がつけられるという点です。ここではSUMIFS関数の説明と具体的な活用例を通じて手順解説をしていきます。
SUMIF関数とは
指定した複数の条件に合致する値だけを合計する関数です。
SUMIFS関数の構文

- 合計範囲:実際に計算の対象となるセル範囲を指定します。
- 検索範囲1:検索条件1に対して、検索対象となるセル範囲を指定します。
- 検索条件1:計算の対象となるセルを定義する条件を数値、式、または文字列で指定します
- 検索範囲2:省略可能の引数です。検索条件2に対して、検索対象となるセル範囲を指定します。
- 検索条件2:省略可能の引数です。計算の対象となるセルを定義する条件を数値、式、または文字列で指定します
使える演算子まとめ
条件を指定する際に使える演算子をまとめています。「=」、「<>」は文字列に対してでも使用可能です。
条件式 | 意味 |
---|---|
“=10” | 10と等しい |
“>10” | 10より大きい |
<10 | 10未満 |
“>=10” | 10以上 |
“<=10" | 10以下 |
“<>10″ | 10以外 |
活用例1:「地域A」かつ「2,500,000以上」の売上合計を計算する
SUMIFS関数の使用例としてある日付ごと売上表で「地域A」かつ「2,500,000以上」という2つの条件に合致したデータだけを合計する手順について解説します。
まずはGIFアニメーションで手順をざっくり確認
まずは下記GIFアニメーションをざっくりと確認し全体の流れを掴んでください。その下に手順詳細を解説します。

手順1:空白セルを選択
SUMIFS関数を入力するための空白セルを選択します。

手順2:「=SUMIFS(」と入力
「=SUMIFS(」と入力します。入力中にサジェストが表示されるので、TABキーを押下すると自動入力されます。便利な機能なので是非使いましょう。

手順3:合計範囲のセル範囲を指定
実際に計算の対象となるセル範囲をドラッグして指定します。

手順4:「,」で区切り、1つ目の検索範囲を指定
「,」で区切り、1つ目の検索条件に対して、検索対象となるセル範囲を指定します。

手順5:「,”地域A”,」と入力
1つ目の条件として「,”地域A”,」と入力します。必ず「”(ダブルクォーテーション)」で囲みます。

手順6:2つ目の検索範囲を指定
2つ目の検索条件に対して、検索対象となるセル範囲を指定します。2つ目の条件は売上250万以上なので、売上のセルを選択します。

手順7:「,”>=2500000″」と入力
2つ目の条件として「,”>=2500000″」と入力します。必ず「”(ダブルクォーテーション)」で囲みます。

手順8:「)」で関数を閉じ、ENTERキーを押下して完成
「)」で関数を閉じて、ENTERキーを押下します。無事「地域A」の250万以上だけの合計値が出力されました。

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