【エクセル】改行を置換して削除する方法まとめ
Excelではセル内でENTERキーを押しても改行されずにセルが移動してしまいます。Excelで改行する際は「alt」キーを押しながら「ENTER」で改行できます。macであればoptionキーを押しながら「return」キーです。ではその改行を置換して削除するにはどうすれば良いでしょうか??ここでは改行を一括置換して削除する方法と関数を使って置換する方法について解説していきます。
置換方法1:「検索と置換」で改行を置換
「検索と置換」機能を使って改行を削除する方法です。選択セルや全てのセルに対して一括で置換できます。
GIFアニメーションでざっくり手順確認

手順1:置換対象のセルを選択
置換する対象セルを選択しておきます。範囲を選択する場合は複数のセルを選択する必要があります。単体の選択の場合は全体に対してが対象になります。

手順2:「ホーム」タブの「検索と選択」を選択
ホームタブ内の右側にある「検索と選択」をクリックします。ドキュメントの幅が狭いと表示されていない場合がありますので、その場合は幅を広げてみてください。

手順3:メニュー内の「置換」を選択して、「検索と置換」ダイヤログを表示
メニューが表示されたら、「置換」を選択します。そうすると「検索と置換」ダイヤログボックスが表示されます。ショートカットキーも用意されており、下記を入力するとすぐに「検索と置換」ダイヤログが表示されます。

手順4:「検索する文字列」フォームをフォーカス
「検索する文字列」のフォームをフォーカスします。この時に文字列が入っていたら削除しておきます。

手順5:「Ctrl」キーを押しながら、「j」を押下する
改行を表すために「Ctrl」キーを押しながら、「j」を押下します。表示上はわからないですが、改行が入力された状態になります。

手順6:「置換後の文字列」は空白にして、「すべて置換」を押下する
改行を単純に消したいだけなので、「置換後の文字列」は空白にしておき、「すべて置換」を押下します。

手順7:改行の置換完了
置換した件数が表示され、改行の置換が完了しました。

関連ショートカットキー
検索と置換に関連したショートカットキーです。ページ下部にショートカットキーが練習できる機能がついていますので、是非お試しください。
検索する | WindowsCtrlf |
---|---|
mac | |
置換する | WindowsCtrlh |
mac | |
一つ前に検索したワードで再検索 | WindowsshiftF4 |
mac |
置換方法2:SUBSTITUTE関数を使って改行を置換
文字列の置換をするSUBSTITUTE関数と改行コードを表すCHAR(10)を組み合わせて、改行を置換する方法です。
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SUBSTITUTE関数の書式

- 文字列:置き換える文字を含む文字列、もしくは文字列が入力されたセルを指定します。
- 検索文字列:置き換え前の文字列を指定します。大文字小文字の表記が異なる場合、文字列は置換されないので注意が必要です。
- 置換文字列:置き換え後の文字列を指定します。
- 置換対象:文字列に含まれている検索文字が複数ある場合、何番目の置換文字に置き換えるかを数値で指定します。省略された場合は、文字列中のすべての検索文字列が置き換えの対象となります。
手順1:空白のセルを選択
関数を入力するための空白セルを選択します

手順2:「ホーム」タブの「折り返して全体を表示」を選択します。
「ホーム」タブの「折り返して全体を表示」を選択します。すでに選択されている場合は対応不要です。この設定をしないと改行されていても見た目上は確認できないので必ず選択しておきましょう。

手順3:「=SUBSTITUTE(」と入力します
置換を行う関数であるSUBSUTITUTE関数を入力します。途中まで入力するとサジェストが出現するのでTABキーを押下すると入力を省けます。

手順4:置換対象のセルを選択し、「,」を入力
置換したい文字列を含んでいるセルを選択し、セル参照させ、「,」で区切ります。

手順5:2つ目の引数に「CHAR(10)」を指定し、「,」を入力
検索文字列として2つ目の引数に改行を表す「CHAR(10)」を指定し、「,」で区切ります

手順6:「””」と入力し、「)」で関数を閉じる
改行を単純に消去したいので、何も入力されていないことを表す「””」を入力し、関数を閉じます。

手順7:改行の置換完了
関数によって改行が置換されました。

おすすめの解説動画
SUBSTITUTE関数について解説している動画になります。改行に関して触れてはいないですが、SUBSTITUTE関数について理解を深められる動画なので一度見ておくことをおすすめします。
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